アステロムファラス属 01 (Asteromphalus sp.(cf. flabellatus))
特徴；殻面はやや円形、楕円形、卵形で、複数の放散状肋が殻中心から殻周縁に
向かって伸び、うち1本は他の放散状肋と明らかに形が異なる。
殻中心で全ての放散状肋は形の違う1本の放散状肋と接する。
隣り合う放散状肋同士の境界は直線状であったりジグザグであったりする。
中心域は殻中心よりもややずれた位置に存在する。
鮮新世の海成層から産出した。
・スケールバーは10μm
アステロムファラス属
Asteromphalus
アステロムファラス属 03 (Asteromphalus sp.)
特徴；中心域は歪な円形または歪な六角形で、殻径の1/2程度の大きさである。
中心域より外側の放散状肋は全て細く線状で、うち1本はことさら細い糸状である。
形の違う1本の放散状肋以外の放散状肋は殻中心付近まで伸びる。
隣り合う放散状肋同士の境界はジグザグである。
中期中新世の海成層から産出した。
・スケールバーは10μm
Since 2005/9 Copyright 2016 ねこのしっぽラボ
このページではコシノディスクス亜門(Coscinodiscophytina) コシノディスクス綱(Coscinodiscophceae)
アステロランプ目(Asterolamprales) アステロランプ科(Asterolampraceae) アステロムファラス属
（Asteromphalus）の画像を掲載しています。
アステロムファラス属は、殻中央から殻縁に向かって放散状の無紋の肋が数本伸び、うち1本が極端に細く、
他の放散状肋と形が異なります。
詳しい記載は各分類群のページをご覧ください。
アステロムファラス属 04
(Asteromphalus sp.)
特徴；殻面は横長のやや円形から楕円形、中心域は歪な五角形、殻径の1/2程度の
大きさで、放散状肋とは形の異なる1本の放散状肋とは反対が葉の殻縁側に寄る。
中心域より外側の放散状肋は形の異なる1本を除いて比較的太く、その殻周縁側
先端は丸みを帯びる。
形の異なる1本の放散状肋は極めて細く、中心域で全ての放散状肋と接続する。
隣り合う放散状肋同士の境界はジグザグである。
鮮新統の海成層から産出した。
・スケールバーは10μm
参考文献；
・南雲 保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・Tomas, C. R., 1997. Identifying marine phytoplankton., Academic press.
製作者：NaCl & Au
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
ページ作成および更新情報
作成日：2016.06.30
最終更新：2024.02.23 更新
アステロムファラス属 06-01 (Asterolampra sp.)
(個別のページはありません)
肋数；6
特徴；殻面は標本に欠損部があるため、殻形は不明である。
中心域は歪なやや円形で、全ての放散状肋はほぼ中心域の中心で集結する。
放散状肋は1本を除いては似たような形で、残りの1本は他の放散状肋と比べ
て小さく幅も狭い。
中心域で隣り合う放散状肋との境界は例外なく直線状である。
放散状肋の殻周縁側端部は丸みを帯び、1個の孔を持つ。
アステロムファラス属03と様相が類似するが、中心域での放散状肋の境界が直線
状である点、中心域より外側での放散状肋が比較的幅広である点で異なる。
・採取地；北海道東部1-8
・封入剤；マウントメディア
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
アステロムファラス属 05-01 (Asterolampra elegans Greville)
(個別のページはありません)
殻径；54.1μm<
胞紋密度；17.5-18.5/10μm
肋数；13
特徴；殻面は標本に欠損部があるため、殻形は不明である。
中心域はほぼ円形で、様々な形の放散状肋が集結する。
放散状肋は比較的多く、放散状肋のうち1本は中心域で大部分の他の放散状肋と
接続する。
この形の大きく異なる1本の放散状肋を境に放散状肋は左右対称であることが多い。
中心域より殻周縁側で放散状肋は真直ぐに線状に伸び、殻周縁側端部には1つの
孔を持つ。
以上の特徴からTomas(1997)のAsteromphalus elegansと考えられる。
・採取地；神奈川県三浦半島1
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
