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　珪藻統合ページ アウラコセイラ属 01
　(Aulacoseira ambigua (Grunow) Simonsen)
　特徴；殻面は円形、殻全体の形は円柱状で、群体はらせん状、または直線状である。
　　 1組2枚の殻の境界にはくびれが存在する。
　　 胞紋列は殻の高さに対して斜めに走り、その密度は比較的細かい。
　　 現生では主に淡水域と汽水域で認められ、化石では海成層から産出した。
　・スケールバーは10μm

　珪藻統合ページ アウラコセイラ属 07
　(Aulacoseira crenulata (Ehrenberg) Thwaites)
　特徴；殻面は円形、殻全体は円柱状、殻径よりも殻高の方が大きく、殻面と
　　殻蓋の境界は丸みを帯びる。
　　群体は直線状である。
　　殻帯面の胞紋列は殻の高さ対して平行に配列する。
　　帯面間の胞紋は縦長である。
　　連結刺は殻面周縁に環状に配列し、非常に長い。
　　湖成層から産出した。
　・スケールバーは10μm

　　このページではコシノディスクス亜門(Coscinodiscophytina)　コシノディスクス綱(Coscinodiscophceae)
　アウラコセイラ目(Aulacoseirales)　アウラコセイラ科(Aulacoseiraceae) アウラコセイラ属（Aulacoseira）の
　画像を掲載しています。
　　アウラコセイラ属は直線状またはらせん状の群体を作り、殻は円柱状の形で、殻面は多くの分類群では円形、
　まれに楕円形の分類群も存在ます。光学顕微鏡下では多くの場合、殻帯面が観察できます。
　殻周縁には連結突起が等間隔に並び、隣り合う個体と連結突起で強く結合しています。
　詳しい記載は各分類群のページをご覧ください。

参考文献；
　・Krammer, K. and Lange-Bertalot, H. 2004. Bacillariophyceae. Teil 3. Centrales, Fragilariaceae,
　　Eunotiaceae. Susswasserflora von Mitteleuropa, Spektrum Akademischer Verlad Heidelberg.
　・Morita,R., Titova,L., and Akiba F.,1996. Oligocene-Early Miocene Molluscs and Diatoms from
　　the Kitami-Tsubetsu area, Eastern Hokkaidou, Japan.Sci. Rep.,Tohoku Univ., 2nd ser. (Geol.),
　　63, 53-213.
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
　・田中正明, 2002., 日本淡水産動植物プランクトン図鑑., 名古屋大学出版会.
　・渡辺仁治, 2005., 淡水珪藻生態図鑑, 内田老鶴圃.



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

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　アウラコセイラ属 02
　(Aulacoseira sp.)
　特徴；殻面は円形で、殻全体は短い円柱状である。
　　殻面の胞紋は存在する場合と存在しない場合がある。
　　殻帯面の胞紋列は殻の高さ対して平行に配列する。
　　殻蓋の縁辺部には殻内側から中心に向って環状の擬隔壁が伸びる。
　　擬隔壁表面には線状の溝のような構造が見られることがある。
　　中新世から鮮新世の海成層から産出した。
　・スケールバーは10μm

　アウラコセイラ属 03
　(Aulacoseira sp.)
　特徴；殻面は楕円形、殻全体は短い円柱状である。
　　群体はらせん状である。
　　殻帯面の胞紋列は殻の高さ対して平行に配列する。
　　殻蓋の縁辺部には殻内側から中心に向って環状の擬隔壁が伸びる。
　　中新世から鮮新世の海成層から産出した。
　・スケールバーは10μm

ページ作成および更新情報
　作成日：2016.06.30
　最終更新：2019.08.12　更新

珪藻植物門
(Bacillariophyta)
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コシノディスクス亜門
　(Coscinodiscophytina)
コシノディスクス綱
　(Coscinodiscophyceae)