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ページ作成および更新情報
作成日：2016.06.30
最終更新：2024.02.23 更新
アツペイティア属 04
（Azpeitia neocrenulata (Van Landingham) Fryxell and Watkins）
特徴；殻面は平坦、殻面外形には等間隔で歯形の凹みが認められる。
胞紋は胞紋列を作り、束状に配列し、この配列は殻周縁まで明瞭に見られる。
殻中心付近には1個の管状突起が認められる。
鮮新世の海成層から産出した。
・スケールバーは10μm
アツペイティア属
Azpeitia
アツペイティア属 06 （Azpeitia sp.）
特徴；殻面は平坦である。
胞紋は胞紋列を作り、明瞭な束状配列をする。
殻中心付近には1個の管状突起が認められ、隣に凹みが存在する。
中期中新世から鮮新世の海成層から産出した。
・スケールバーは10μm
珪藻統合ページ アツペイティア属 01
(Azpeitia nodulifer (Schmidt) Fryxell ＆Sims)
特徴；殻面は円形で平坦である。
胞紋密度は比較的粗く、不明瞭ではあるが放散状配列が見られる。
殻中心付近に短い管状突起が1個認められ、1個の凹みが隣接する。
このHPに掲載している写真は、現生標本は瀬戸内海で、化石標本は千葉県
北部と新潟県中部の鮮新世の海成層から採取した。
・スケールバーは10μm
アツペイティア属 02
（上の写真：Azpeitia tabularis(Grunow) Fryxell and Sims,
下の写真：Azpeitia endoi (Kanaya) Sims）
特徴；殻面は円形で平坦、殻縁辺よりやや内側に環状の無紋域が存在する。
この無紋域の外側には1列の環状の胞紋列が存在する。
胞紋は胞紋列を作り束状に配列する。
殻中心付近には1個の管状突起が認められる。
殻周縁部には他の胞紋とは様相の異なる孔が等間隔に環状に並ぶ。
前期中新世から鮮新世の海成層から産出した。
・スケールバーは10μm
参考文献；
・Fryxell, G. A., Sims, P. A., and Watkins, T. P., 1986. Azpeitia(Bacillariophyceae): Related Genera
and Promorphology. Systematic Botany Monographs., 13, 1-74.
・南雲 保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・Shiono, M. and Koizumi, I., 2002. Taxonomy of Azpeitia endoi and A. tabularis
(Bacillariophyta) in
Middle Miocene to Recent material from the north and northwest Pasific Ocean,
Micropaleontology,
48, 1, 67-78.
製作者：NaCl & Au
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
このページではコシノディスクス亜門(Coscinodiscophytina) コシノディスクス綱(Coscinodiscophceae)
コシノディスクス目(Coscinodiscales) ヘミディスクス科(Hemidiscaceae) アツペイティア属（Azpeitia）の
画像を掲載しています。
アツペイティア属は、殻中央付近にチューブ状の突起が存在し、その隣に凹部が認められることが特徴です。
また、殻周縁部にはほぼ等間隔に周縁部唇状突起の開口部が存在します。
詳しい記載は各分類群のページをご覧ください。
アツペイティア属 01
（Azpeitia africana(Janisch ex Schmidt) Fryxell and Watkins）
特徴；殻面は円形で平坦、殻全体はシャーレ状である。
胞紋は胞紋列を作り束状に配列する。
殻中心付近には1個の管状突起が認められる。
殻周縁部には環状に切れ込み状の孔が存在し、これらは殻蓋を斜めに伸びる。
鮮新世の海成層から産出した。
・スケールバーは10μm
