カビタツス属03
　 Cavitatus miocenicus
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タラシオネマ目　
　(Thalassionematales)　
　タラシオネマ科
　　(Thalassionemataceae)　
　　カビタツス属(Cavitatus)　
　　　01(C. jouseanus)　
　　　02(C. lanceolatus)　
　　　03(C. miocenicus)　
　　　04(C. rectus)　
　　　05(C. exiguue)
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　カビタツス属03-04
　（Cavitatus miocenicus (Schrader) Akiba et Yanagisawa）

　特徴；殻面は細長い披針形で、殻端は引っ張り出され、末端は丸みを帯びる。
　　殻面の長軸方向には1本の畝とその両側に2本の溝が存在し、真直ぐに走る。
　　殻縁には非常に短い条線がほぼ等間隔で配列する。
　　殻末端には長軸方向に伸びる短い切れ込み状の孔が1つ認められる）。これは
　　唇状突起の外側開口部と考えられる。
　殻長；40.3μm<
　殻幅；5.4μm
　条線密度；15-15.5/10μm
　・採取地；茨城県中部1(中期中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。
カビタツス属(Cavitatus miocenicus)
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ページ作成および更新情報
　作成日：2016.06.30
　最終更新：2019.11.17　
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珪藻植物門
(Bacillariophyta)
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バシラリア亜門
　(Bacillariophytina)
バシラリア綱
　(Bacillariophyceae)
　＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
　　ご了承ください。
　カビタツス属03-03
　（Cavitatus miocenicus (Schrader) Akiba et Yanagisawa）

　特徴；殻先端の形はくちばし伸長形で、殻末端は丸みを帯びる。
　　殻面の長軸方向には1本の畝とその両側に2本の溝が存在し、直線状
　　に走る（404a・c）。
　　殻縁には非常に短い条線が認められる（404a・c）。
　　殻末端には長軸方向に伸びる切れ込み状の孔が1つ認められる（404
　　c-1）。これは唇状突起の外側開口部と考えられる。
　殻長；40.4μm<
　殻幅；5.9μm<
　条線密度；14.5-17.5/10μm
　・採取地；北海道東部1-4(中新世の海成層)
　・封入剤；マウントメディア
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。
カビタツス属（Cavitatus miocenicus)
カビタツス属（Cavitatus miocenicus)
参考文献；
　・Akiba, F.,Hiramatsu, C., and Yanagisawa, Y., 1993. A Cenozoic diatom genus Cavitatus Williams;
　　an emended description and two new biostratigraphically useful species, C. lanceolatus and
　　C. rectus from Japan. Bulletin of the Natural Science Museum (Tokyo), Series C(Geology and
　　Paleontology), 19, 11-39.
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au
カビタツス属（Cavitatus miocenicus)
　カビタツス属03-01
　（Cavitatus miocenicus (Schrader) Akiba et Yanagisawa）

　特徴；殻面は細長い披針形で、先端の形はくちばし伸長形で末端は丸みを
　　帯びる。
　　殻面の長軸方向には1本の溝とその両側に2本の畝が存在し、真直ぐに
　　走る（987c）。
　　殻縁には非常に短い条線が認められる。
　　両殻末端には長軸方向に伸びる切れ込み状の孔が1つ認められる（987
　　a-1矢印、987a矢印）。これは唇状突起の外側開口部と考えられる。
　殻長；113.0μm
　殻幅；7.6μm
　条線密度；15-17/10μm
　・採取地；茨城県北部2(中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。
カビタツス属（Cavitatus miocenicus)
カビタツス属（Cavitatus miocenicus)
　カビタツス属03-02
　（Cavitatus miocenicus (Schrader) Akiba et Yanagisawa）

　特徴；殻先端の形はくちばし伸長形で、殻末端は丸みを帯びる。
　　殻面の長軸方向には1本の溝とその両側に2本の畝が存在し、直線状
　　に走る（472）。
　　殻縁には非常に短い条線が認められる。
　　殻末端には長軸方向に伸びる切れ込み状の孔が1つ認められる（472b-1
　　矢印）。これは唇状突起の外側開口部と考えられる。
　殻長；31.1μm<
　殻幅；3.5μm<
　条線密度；17-18/10μm
　・採取地；北海道東部1-1(中新世の海成層)
　・封入剤；マウントメディア
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。
カビタツス属（Cavitatus miocenicus)
カビタツス属（Cavitatus miocenicus)
　バシラリア亜門(Bacillariophytiae) バシラリア綱(Bacillariophyceae) タラシオネマ目(Thalassionematales)
　タラシオネマ科 (Thalassionemataceae) カビタツス属(Cavitatus)のCavitatus miocenicusを掲載します。
　・殻面は細長い披針形で、先端の形はくちばし伸長形で末端は丸みを帯びる。
　・殻面には長軸方向に畝と溝が認めれる。
　・殻縁から伸びる条線は短い。
　・殻末端には1つの切れ込み状の孔が認められる。
　この分類群の特徴は下記の参考文献のAkiba et al. (1993)のCavitatus miocenicusの記載の
　特徴と一致しています。
　このページに掲載されている標本は北海道東部と茨城県中部・北部の堆積層から採取した個体です。
カビタツス属（Cavitatus miocenicus)