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　 バシラリア亜門(Bacillariophytiae) バシラリア綱(Bacillariophyceae) キンベラ目(Cymbellales)
　キンベラ科(Cymbellaceae) キンベラ属(Cymbella)のうち、以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
　・殻面の背側殻縁は強く膨出し、腹側殻縁はほぼ直線状で殻中心で膨出する。
　・殻端は引っ張異r出されることなく丸まるか平坦である。
　・縦溝は殻中央を走り、外裂溝と内裂溝の位置がずれ、殻中心側端部は一度腹側に波打った後に孔を作る。
　・中心域は軸域がやや広がる程度で、腹側には条線の延長上に少なくとも2個の遊離点が存在する。
　 これらの分類群は北海道東部の湖成層から産出しました。

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参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

ページ作成および更新情報
　作成日：2020.02.07
　最終更新：2020.02.07 　

　キンベラ属 09-01　(Cymbella sp.)

　殻長；64.0μm
　殻幅；15.1μm
　条線密度；腹側 8.5-13.5/10μm　背側 8-11.5/10μm
　胞紋密度；腹側 17.5-21.5/10μm　背側 19.5-20.5/10μm
　特徴；殻面は背側殻縁は強く湾曲し、腹側殻縁はおおむね直線状で、殻中心でわずかに膨出する。
　　条線は縦長の胞紋からなる胞紋列を伴い、おおむね平行に配列し、殻端では放散状となる。
　　軸域は狭く、殻中央を長軸方向に走る。
　　中心域はひし形でやや広く、腹側のみ広がり少なくとも3つの遊離点が条線の延長上に存在する。
　　縦溝は軸域内を走り、殻中心付近で外裂溝は腹側に曲がった後に背側に方向を変えて末端は孔を作り
　　腹側に頭をもたげて終わり、内裂溝は中心域背側を走る。
　　殻端側の縦溝は背側に曲がる。
　・採取地；北海道東部2(湖成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm