ディメレグランマ属01

ディメレグランマ属 01-01 (Dimeregramma sp.)

　特徴；殻面は披針形で、先端の形はくさび形もしくはくちばし形である。
　　殻面は中心付近と両殻端で若干隆起する。
　　軸域は殻端では狭く、中心に向って徐々に幅が広がる。
　　円形の胞紋は胞紋列を作り、殻縁付近の胞紋列間には棘状の突起が認められる。
　　これらの棘状突起の末端は、光学顕微鏡では幅が広がって終わるように見える
　　（124a）。
　　光学顕微鏡観察では両殻端には殻端は無紋域に見えるが、これらは小孔域と
　　考えられる。
　殻長；40.1μm
　殻幅；10.3μm
　胞紋列密度7-7.5/10μm
　胞紋密度；7-8/10μm
　・採取地；茨城県中部1(中期中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

参考文献；
　　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

　バシラリア亜門(Bacillariophytiae) チュウカンケイソウ綱(Mediophyceae)　トリケラチウム目(Triceratiales)　
　プラジオグランマ科(Plagiogrammaceae) ディメレグランマ属(Dimeregramma)のうち、以下の特徴を持つ
　分類群を掲載しています。
　・軸域が笹の葉状である。
　・円形の胞紋は胞紋列を作り、胞紋列間の殻縁付近からは棘様の突起が伸びその末端は幅が若干広がる。
　・殻面は中心付近と両殻端で隆起する。
　このページに掲載されている標本は茨城県中部・北部の堆積層から採取した個体です。

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トリケラチウム目
　(Triceratiales)
　プラジオグランマ科
　　(Plagiogrammataceae)　
　　ディメレグランマ属
　　　(Dimeregramma)
　　　01　