珪藻植物門(Bacillariophyta) のうち、以下の特徴を持つ分類群を掲載しています。
・殻面はいびつな三角形または扇形である。
・3つの殻端（頂点）にはチューブ状の突起が認められる。
・胞紋同士は密着して存在し、胞紋間の骨格には小孔が認められることがある。
珪藻植物門不明・未同定分類群26
Bacillariophyta classis incertae sedis
Since 2005/9 Copyright 2024 ねこのしっぽラボ
ページ作成および更新情報
作成日：2024.02.10
最終更新：2024.02.26 New
珪藻植物門不明・未同定分類群 26-01
特徴；殻面は歪な三角形または扇形で、各辺は多かれ少なかれ外側に
弧状に膨出する。
殻端（頂点）には短いチューブ状の突起が認められる（黒矢印）。
胞紋同士は密着し、大きさにはばらつきがある。
周縁部の胞紋は1列のみ周縁部に沿って配列する。
胞紋間には小孔が認められることがある（1060b白矢印）。
殻周縁部には外側に向かって短く細い棘様突起が存在する（1060b）。
殻長；1辺：12.5-17.4μm
胞紋密度；9-11/10μm
周縁部胞紋密度；7.5-10/10
・採取地；茨城県北部3(中期中新世の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μmです。
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・南雲 保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
