＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
　　ご了承ください。

　グランマトフォラ属 01　(Grammatophora sp.)
　特徴；殻面は線形、殻端と殻縁は丸みを帯びる。
　　殻端には小孔域が存在する。
　　殻面の胞紋列は殻を横断する方向に伸びる。
　　隔壁は複数回波打ちながら端部から殻中心に向って伸び、中心に
　　達しずにU字に曲がって終わる。
　　中新世の海成層から産出した。
　・スケールバーは10μm

　グランマトフォラ属 06　(Grammatophora sp.)
　特徴；殻帯面は四角形で、各角は丸みを帯びる。
　 殻蓋の高さは殻中心に行くに従い徐々に低くなる。
　　殻面の条線は1列の胞紋列を伴いは殻蓋にまで伸びる。
　　隔壁・擬隔壁ともに直線状で、隔壁は殻中心側端部は肥厚化して終わり、
　　擬隔壁は短い。
　　隔壁と擬隔壁の間の帯片には高さ方向に胞紋を伴う短い条線が存在する。
　　中新世の海成層から産出した。
　・スケールバーは10μm

　　このページでは、バシラリア亜門(Bacillariophytiae) バシラリア綱(Bacillariophyceae) スツリアテラ目
　(Striatellales) スツリアテラ科 (Striatellaceae) グランマトフォラ属(Grammatophora)の画像を掲載しています。
　グランマトフォラ属の殻面は線形、帯面は角が丸みを帯びた四角形で、帯片には両端部から伸びる発達した
　隔壁が、殻の縁辺端部には短い擬隔壁が存在ます。殻面の端部には光学顕微鏡下では無紋域に見える小孔
　域があります。
　詳しい記載は各属のページをご覧ください。

　グランマトフォラ属 05　(Grammatophora sp.(arculata?))
　特徴；殻面は線形で両殻端付近は同方向に曲がるか、殻全体が弧状に曲がる。
　　殻面の胞紋は四角形で長軸方向と短軸方向に胞紋列を作る。
　　殻端は光学顕微鏡下では無紋域として観察される。
　　帯片には端部から中心に向って複数回波打つ隔壁が伸びる。
　　中期中新世と鮮新世の海成層から産出した。
　・スケールバーは10μm

　グランマトフォラ属 04　(Grammatophora sp.)
　特徴；殻帯面は四角形で四隅は丸みを帯びる。
　　殻蓋には殻面から続く条線が高さ方向に伸び、平行に配列する。
　　殻端は光学顕微鏡下では無紋域として観察される。
　　帯片には両殻端から伸びる擬隔壁が認められ、これらは隔壁は殻縁辺部に
　　対して若干斜めに伸び、殻中心近くで直角に曲がる。
　　隔壁と殻縁辺部との間には短い条線が高さ方向に複数本伸びる。
　　殻蓋と殻結合節との境界付近には短い隔壁様構造が認められる。
　　中新世の海成層から産出した。
　・スケールバーは10μm

ページ作成および更新情報
　作成日：2016.06.30
　最終更新：2019.12.16 　

　統合ページ グランマトフォラ属 01
　(Grammatophora sp.(G. haminifera?))
　特徴；殻面は線形、殻端と殻縁は丸みを帯びる。
　　殻端には小孔域が存在する。
　　殻面の胞紋列は殻を横断する方向に伸び、殻蓋にまで伸びる。
　　隔壁は端部から殻中心に向って伸び、大きくU字形またはフ鉤状に曲がって終わる。
　　鮮新世の海成層から産出した。
　・スケールバーは10μm

　グランマトフォラ属 07　(Grammatophora sp.)
　特徴；殻帯面は四角形で、各角は丸みを帯びる。
　　殻蓋の高さは殻を通して変わらない。
　　隔壁は帯片の端部から殻中心に向って伸び、複数回波打ち、中心側端部は肥厚化
　　して終わる。擬隔壁は短く、中心側端部は小さく折りかえって終わる。
　　中期中新世の海成層から産出した。
　・スケールバーは10μm

　グランマトフォラ属 03　(Grammatophora sp.)
　特徴；殻面は細長く殻端は丸まり、両殻縁は複数回波打つ。
　　殻面の胞紋密度はかなり細かい。
　　隔壁は端部から中心付近まで伸びる。
　　中期中新世の海成層から産出した。
　・スケールバーは10μm

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参考文献；
　・Akiba, F., 1985. Middle Miocene to Quaternary diatom biostrtigraphy in the Nankai trough and Japan
　　trench, and modifiedtrench, and modified lower Miocene through Quaternary diatom zones for Middle-
　　to-High latitudes of the North Pacific. Inicial Reports of the Deep Sea Drilling Project. 87, 393-481.
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.


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