タイプ2
・殻はドーム状に隆起し、殻周縁部は反り返る。
・中心域は殻径の1/3程度の広がりを持つ。
このページではコシノディスクス亜門(Coscinodiscophytina) コシノディスクス綱(Coscinodiscophceae)
メロシラ目(Melosirales) ヒアロディスクス科(Hyalodiscaceae) ヒアロディスクス属(Hyalodiscus)のうち、
以下の特徴を持つ分類群を紹介します。
・殻は円形で、殻面は球状またはドーム状に隆起し、殻周縁は平坦または反り返る。
・胞紋は胞紋列を作り、殻周縁から殻中心の無紋域の外側まで、束状放散状に配列する。
・殻中心の無紋域は大きく殻径の1/3-1/2程度の広がりを持ち、胞紋が存在する周縁部付近
との境界は歪でジグザグである。
この分類群は下記の参考文献の山路（1979）のHylodiscus stelliger と特徴が一致しています。
ヒイアロディスクス属 04-01（Hyalodiscus stelliger Bailey）
特徴；殻は円形で球状に隆起し、殻周縁部は平坦である。
胞紋は胞紋列を作り、束状かつ放散状に配列する。
無紋の中心域は広く、殻径の1/2程度の広がりを持ち、胞紋を有する部分
との境界はジグザグである（681b）。
殻周縁域には不均質に放散状の条線が認められ、その殻末端には孔が
存在する（681a）。
殻径；53.3μm
条線(胞紋列)密度；14-15/10μm
胞紋密度；12-13/10μm
中心域径；27.1μm
・採取地；茨城県北部1(鮮新世の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
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参考文献；
・南雲 保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・山路 勇, 1879., 日本海洋プランクトン図鑑増補改訂版, 保育社.
製作者：NaCl & Au
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
ページ作成および更新情報
作成日：2016.06.30
最終更新：2016.06.30
ヒアロディスクス属04
Hyalodiscus stelliger
タイプ1
・殻は球状に隆起し、殻周縁部は平坦である。
・中心域は殻径の1/2程度の広がりを持つ。
ヒイアロディスクス属 04-02（Hyalodiscus stelliger Bailey）
特徴；殻は円形でドーム状に隆起し、殻周縁部は反り返る。
胞紋は胞紋列を作り、束状かつ放散状に配列する。
無紋の中心域は広く、殻径の1/3程度の広がりを持ち、胞紋を有する部分
との境界はジグザグである（682b）。
殻周縁域には放散状の短い条線が認められる。
殻径；30.6μm
条線(胞紋列)密度；16-17/10μm
胞紋密度；14-15/10μm
中心域径；9.9-11.1μm
・採取地；茨城県北部1(鮮新世の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
