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ヒアロディスクス属 04 （Hyalodiscus stelliger Bailey）
特徴；殻面は円形でレンズ状またはドーム状に隆起し、殻周縁は平
坦、または若干反り返る。
殻面の胞紋は胞紋列を作り、殻周縁から中心域外側まで束状かつ
放散状に配列する。
中心域は無紋で、殻径の1/3-1/2程度の円形ある。
化石標本は鮮新世の海成層から産出した。
・スケールバーは10μm
ページ作成および更新情報
作成日：2016.06.30
最終更新：2016.06.30
このページではコシノディスクス亜門(Coscinodiscophytina) コシノディスクス綱(Coscinodiscophceae)
メロシラ目(Melosirales) ヒアロディスクス科(Hyalodiscaceae) ヒアロディスクス属(Hyalodiscus)の
化石標本を紹介します。
ヒイアロディスクス属は、殻面がレンズ状もしくはドーム状に隆起し、殻周縁部が環状に反り返る
ことが特徴です。中心域は無紋域でその大きさはさまざまで無紋域が認められないこともあります。
詳しい記載は各分類群のページをご覧ください。
ヒアロディスクス属 01 （Hyalodiscus sp. (obsoletus?)）
特徴；殻面は円形でレンズ状に隆起し、中心に無紋域は無い。
殻周縁は平坦、または若干反り返り、短い条線が放散状に配
列する。
殻面の胞紋は胞紋列を作り、偏心的に配列する。
殻面には胞紋よりも大きい孔が存在することがある。
化石標本は中期中新世の海成層から産出した。
・スケールバーは10μm
ヒアロディスクス属
Hyalodiscus
参考文献；
・Akiba, F., 1985. Middle Miocene to Quaternary diatom biostrtigraphy in
the Nankai trough and Japan
trench, and modified lower Miocene through Quaternary diatom zones for Middle-to-High latitudes
of the North Pacific. Inicial Reports of the Deep Sea Drilling Project.
87, 393-481.
・南雲 保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・柳沢ほか., 1989., 常磐炭田北部双葉地域に分布する第三系の生層序と地下地質.地質調査所
月報, 40, 405-467.
・山路 勇, 1879., 日本海洋プランクトン図鑑増補改訂版, 保育社.
製作者：NaCl & Au
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
ヒアロディスクス属 02 （Hyalodiscus sp.）
特徴；殻面は円形でレンズ状に隆起し、殻周縁は平坦、または若干
反り返り、短い条線が放散状に配列する。
殻面の胞紋は殻周縁から殻径の1/6程度までは胞紋列を作り放
散状に配列するがそれより中心側では目立った配列を持たない。
殻中心には環状の畝のような構造が存在する。
化石標本は漸新世の海成層から産出した。
・スケールバーは10μm
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ハイアロディスクス属 03-01 (Hyalodiscus sp.)
(個別のページはありません)
特徴；殻は円形のドーム状に隆起し、殻中心付近は若干へこみが認められる。
殻周縁部くは反り返る。
胞紋の密度は非常に細かく、偏心的に配列する。
胞紋は殻周縁から殻半径1/3程度までの範囲で存在する。
中心域は無紋域で、殻径の2/3程度の広さである。
胞紋を有する周縁付近と無紋の中心域との境界は歪でジグザグである。
殻径；23.1μm
胞紋密度；22.5-24.5/10μm
・採取地；北海道東部1-2(中新世の海成層)
・封入剤；マウントメディア
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
