リソデスミウム属01

参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

　バシラリア亜門(Bacillariophytiae) チュウカンケイソウ綱(Mediophyceae)　リソデスミウム目(Lithodesmiales)
　リソデスミウム科(Lithodesmiaceae) リソデスミウム属(Lithodesmium)のうち、以下の特徴を持つ分類群を
　掲載します。
　・殻面は三角形で各辺は弱く3回膨出し、頂点は弱く引っ張り出される。
　・各頂点を切る様に横断する構造がある。
　・胞紋は殻中心から放散状に配列する。
　このページに掲載されている標本は北海道石狩地域の堆積層から採取した個体です。

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リソデスミウム目
　(Lithodesmiales)
　リソデスミウム科　
　　(Lithodesmiaceae)
　　リソデスミウム属　
　　　(Lithodesmium)　
　　　01　
　　　02　
　　　

　リソデスミウム属 01-01 (Lithodesmium sp.)

　特徴；殻はやや円形の殻蓋に大きめの三角形の殻面が重なるような形を
　　している(2186-comb・c)。
　　殻面の各辺は弱く3回膨出し、各頂点は弱く引っ張り出される。
　　各頂点を切るように横断する構造が存在する(2186c)。
　　これらは殻面が折られるように曲がるためできる構造である。
　　胞紋は殻中心から放散状に並ぶ(2186a)。
　　殻中心には1個の唇状突起が存在し、外側開口部は管状突起となる。
　殻長(1辺)；44.2-44.9μm
　胞紋密度；8-9/10μm
　・採取地；北海道石狩地域(中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。
　・2186-combは焦点深度合成写真です。

　リソデスミウム属 01-02 (Lithodesmium sp.)

　特徴；殻はやや円形の殻蓋に大きめの三角形の殻面が重なるような形を
　　している(2187c)。
　　殻面の各辺は頂点付近で膨出すれる。
　　各頂点を切るように横断する構造が存在する(2187a・b)。
　　これらは殻面が折られるように曲がるためできる構造である。
　　殻中心には1個の唇状突起が存在し、外側開口部は管状突起となる
　　(2187a・b・c)。
　殻長(1辺)；40.1-41.5μm
　・採取地；北海道石狩地域(中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。