バシラリア亜門(Bacillariophytiae) チュウカンケイソウ綱(Mediophyceae)　リソデスミウム目(Lithodesmiales)
　リソデスミウム科(Lithodesmiaceae) リソデスミウム属(Lithodesmium)のうち、以下の特徴を持つ分類群を
　掲載します。
　・殻面は丸味を帯びた三角形で各辺は2回くびれるように凹入し、頂点はやや強く引っ張り出される。
　・各頂点を切る様に横断する構造がある。
　・胞紋は殻中心から放散状に配列する。
　このページに掲載されている標本は北海道石狩地域の堆積層から採取した個体です。

　リソデスミウム属 02-01 (Lithodesmium sp.)

　特徴；殻面は丸味を帯びた三角形で各頂点は強く引っ張り出される
　　(2095a)。
　　殻面の縁は隆起し、正三角形の畝となる(2095b)。
　　殻面には各頂点を切るように横断する構造が存在し、これは殻面が
　　折れるように曲がるためできる構造である(2095a)。
　　胞紋は殻中心から放散状に胞紋列を作る(2095a)。
　　殻中心には1個の唇状突起が存在する(2095a)。
　殻長(1辺)；33.2-34.2μm
　条線密度；7-7.5/10μm
　胞紋密度；9.5-10/10μm
　・採取地；北海道石狩地域(中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

　リソデスミウム属 02-02 (Lithodesmium sp.)

　特徴；殻面は丸味を帯びた二等辺三角形で各頂点は強く引っ張り出される
　　(2151a)。
　　殻面の縁は隆起し、二等辺三角形の畝となる(2151b)。
　　殻面には各頂点を切るように横断する構造が存在し、これは殻面が
　　折れるように曲がるためできる構造である(2151a)。
　　胞紋は殻中心から放散状に胞紋列を作る(2151a)。
　　殻中心には1個の唇状突起が存在する(2151a)。
　殻長(1辺)；30.6-36.0μm
　胞紋密度；9-10/10μm
　・採取地；北海道石狩地域(中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

ページ作成および更新情報
　作成日：2023.11.17
　最終更新：2024.02.24 New　

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参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

リソデスミウム属02
　　　 Lithodesmium sp.

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