マストグロイア属(Mastogloia sp.)
 マストグロイア属 03-01 (Mastogloia sp.)
 (個別のページはありません)
 特徴;殻面は丸味を帯びた披針形、殻端はやや引っ張り出されて尖る。
  条線は殻を通して放散状に配列し、その密度は概ね一定である(2057b)。
  軸域は線状で狭く、中心域との区別は難しい。
  縦溝は殻中央をまっすぐに走り、中心側端部は孔を作って終わる。
  殻縁側面には小さく狭いchamber(小房)が殻縁に沿って並び、その
  大きさは概ね一定で、殻端付近では欠如する(2057c)。
 殻長;21.5μm
 殻幅;7.7μm
 
条線密度;19.5-20/10μm
 ・採取地;山形県村上地方(中新世~鮮新世?の海成層)
 ・封入剤;カナダバルサム
 ・撮影倍率;×1000
 ・スケールバーは10μmです。
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ページ作成および更新情報
 作成日:2016.06.30
 
最終更新:2024.02.25 更新
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マストグロイア目 
 (Mastogloiales) 
 マストグロイア科 
  (Mastogloiaceae) 
  マストグロイア属 
   (Mastogloia) 
   01 
   02 
   03 
参考文献;
 ・南雲 保,鈴木秀和,佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
 ・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.


                                            製作者:NaCl & Au
マストグロイア属
    Mastogloia
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珪藻植物門
(Bacillariophyta)
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バシラリア亜門
 (Bacillariophytina)
バシラリア綱
 (Bacillariophyceae)
 *分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
  ご了承ください。

 マストグロイア属 04-01 (Mastogloia sp.)
 (個別のページはありません)
 特徴;殻面は楕円形、殻端は弱く幅広く引っ張り出され末端は丸まる。
  条線は殻中心付近では平行または弱く放散状に配列し、殻端に行く
  に従い若干放散状が強くなる(2056b)。
  縦溝のから中心側端部は孔を作って終わる。
  殻中程の両殻縁には各々3つの大きなchamber(小室)が認められ、
  殻縁から殻中心付近までの広がる(2056c)。
 殻長;22.9μm
 殻幅;8.8μm
 
条線密度;21.5-22/10μm
 ・採取地;山形県村上地方(中新世~鮮新世?の海成層)
 ・封入剤;カナダバルサム
 ・撮影倍率;×1000
 ・スケールバーは10μmです。
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  このページでは、バシラリア亜門(Bacillariophytiae) バシラリア綱(Bacillariophyceae) マストグロイア目
 (Mastogloiales) マストグロイア科(Mastogloiaceae) マストグロイア属(Mastogloia)を掲載しています。
 このページのマストグロイア属は茨城県北部の堆積層から採取した個体です。

 マストグロイア属 01-01 (Mastogloia sp.)
 (個別のページはありません)
 特徴;殻面は披針形で、殻端はくさび形、末端は丸みを帯びる。
  条線は円形の胞紋からなる胞紋列を伴い、放散状配列をし、殻端では
  平行配列となる。
  中心域はやや広く丸みを帯びた菱形である。
  軸域はやや狭く、殻中央を真直ぐに走る。
  縦溝は軸域を緩やかに蛇行して走り、殻中心側端部は孔を作って終わり、
  殻端では殻末端部を超えて殻蓋へと続く。
  殻縁には明瞭なchamber(小房)が認められ、これらは殻縁に沿って並び、
  殻端付近まで認められる。また、chamberの開口部は殻帯面に開く(683c)。
 殻長;35.5μm
 殻幅;11.4μm
 
条線密度;17.5-18.5/10μm
 胞紋密度;15.5-18/10μm

 ・採取地;茨城県北部1(鮮新世の海成層)
 ・封入剤;カナダバルサム
 ・撮影倍率;×1000
 ・スケールバーは10μmです。
マストグロイア属(Mastogloia sp.)
マストグロイア属(Mastogloia sp.)
 マストグロイア属 02-01 (Mastogloia sp.)
 (個別のページはありません)
 特徴;殻面は太めの披針形もしくは楕円形で、殻端はくさび形、末端は丸みを
  帯び、殻面は平坦である。
  条線は弱い放散状配列をする(1041b)。
  胞紋は光学顕微鏡観察では明瞭ではない。
  中心域は非常に小さく円形である。
  軸域はやや狭く肥厚化し、殻中央を真直ぐに走り、殻端に行くに従い若干
  幅が狭くなる。
  縦溝は軸域を真直ぐに走り、殻中心側端部はまっすぐ向かい合って終わ
  り、殻端では殻蓋にまで伸びる。
  殻縁には明瞭なchamber(小房)が認められ、これらは殻縁に沿って並び、
  殻端付近では認められない(1041c矢印)。
 殻長;21.1μm<(推定:28.2μm)
 殻幅;13.4μm
 
条線密度;20-21.5/10μm
 胞紋密度;15.5-18/10μm
 ・採取地;茨城県北部3(中期中新世の海成層)
 ・封入剤;カナダバルサム
 ・撮影倍率;×1000
 ・スケールバーは10μmです。
マストグロイア属(Mastogloia sp.)