プサンモディスクス属01-01 (Psammodiscus sp.)

　特徴；殻形は円形で、表面は平坦、殻周縁部は丸みを帯びる。
　　胞紋は円形で個々に独立して存在し、放散状に配列する。
　　胞紋は殻周縁近くでサイズが小さくなる。
　　殻中心付近にはほかの胞紋よりも明らかに小さい胞紋が1個存在する(矢印)。
　　殻蓋の胞紋は殻面の胞紋よりも小さく、殻の高さ方向に胞紋列を作る。
　殻径；30.6μm
　殻面の胞紋密度；3.5-4.5/10μm
　殻蓋の胞紋密度；7.5-9.5/10μm
　・採取地；千葉県北部2(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

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　バシラリア亜門(Bacillariophytiae) バシラリア綱(Bacillariophyceae) ラフォネイス目(Rhaphneidales)
　プサンモディスクス科 (Psammodiscaceae) プサンモディスクス属(Psammodiscus)のうち、以下の特徴を
　持つ分類群を掲載します。
　・殻はシャーレ状で、殻面は円形で表面が平坦、殻面と殻蓋は垂直である。
　・胞紋は個々に独立して存在し、放散状に並び、殻周縁でそのサイズが徐々に小さくなる。
　・殻蓋の胞紋は殻面よりも小さく、高さ方向に短い胞紋列を作る。
　このページに掲載されている標本は山形県と茨城県北部と千葉県北部の堆積層から採取した個体です。

　プサンモディスクス属01-04 (Psammodiscus sp.)

　特徴；殻形は円形で概ね平坦である。
　　胞紋は円形で個々に独立して存在し、放散状に配列する。
　　殻周縁の一番外側の胞紋はサイズが小さい。
　　殻中心付近には1個の楕円形の孔が存在する。
　殻径；25.2μm
　殻面の胞紋密度；3.5-6/10μm
　・採取地；山形県村山地方(海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。
　・2072-combは焦点深度合成写真です。

　＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
　　ご了承ください。

　プサンモディスクス属01-03 (Psammodiscus sp.)

　特徴；殻形は円形で、殻周縁部はやや丸みを帯びる。
　　胞紋は円形で個々に独立して存在し、放散状に配列する。
　　胞紋は殻周縁近くでサイズが徐々に小さくなる。
　殻径；44.0μm
　殻面の胞紋密度；3(殻縁：6.5-7)/10μm
　・採取地；茨城県中部1(中期中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

ページ作成および更新情報
　作成日：2019.11.09
　最終更新：2024.02.25　更新

プサンモディスクス属01
　　　　　Psammodiscus

　プサンモディスクス属01-02 (Psammodiscus sp.)

　特徴；殻形は円形で、表面は平坦、殻周縁部は丸みを帯びる。
　　胞紋は円形で個々に独立して存在し、放散状に配列する。
　　胞紋は殻周縁近くでサイズが徐々に小さくなる。
　　殻中心には他の胞紋とは大きさの違う胞紋が存在する(矢印)。
　殻径；54.1μm
　殻面の胞紋密度；2.5-3/10μm
　胞紋の大きさ；殻面：1.48-1.79μm　殻蓋：0.8-1.03μm
　・採取地；茨城県北部1(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

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参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au