テトラキクルス属
　　　 Tetracyclus

　テトラキクルス属01 (Tetracyclus glans (Ehrenberg) Mills)
　特徴；殻面は殻縁が側方に四角形に強く膨出し、殻端は弱い頭状形、または
　　鈍い楔形となるとなる。
　　明瞭な肋が複数本殻面を横切る。
　　鮮新世の海成層から産出した。
　・スケールバーは10μmです。

　このページではバシラリア亜門(Bacillariophytiae) バシラリア綱(Bacillariophyceae) タベラリア目(Tabellariales)
　タベラリア科(Tabellariaceae) テトラキクルス属(Tetracyclus)を掲載しています。
　テトラキクルス属は殻面に丈夫な横断肋と肋間に胞紋列からなる脆弱な条線が存在し、光学顕微鏡下でも
　観察できる唇状突起が存在します。また、帯片の片側端部には板状の隔壁が認められます。
　テトラキクルス属は光学顕微鏡下での殻面の構造はディアトマ属に似ていますが、帯片の端部に隔壁が存在
　する点で見分けられます。

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　テトラキクルス属04 (Tetracyclus sp.)
　特徴；比較的小型で、殻面は楕円形で殻端は丸まる。
　　明瞭な肋が複数本殻面を横切り、殻端付近では湾曲する。
　　帯片の殻端には伊熱田状の隔壁が存在する。
　　湖成層から産出した。
　・スケールバーは10μmです。

　　テトラキクルス属02-01 (Tetracyclus sp.)
　（個別のページはありません）
　特徴；殻形は縦長の四角形で、殻端はくさび状に尖る。
　　両殻縁は平行である。
　　殻面には太く明瞭な肋が少なくとも4本存在する。
　殻長；27.2μm
　殻幅15.5μm
　肋密度；2.5-3/10μm
　・採取地；千葉県北部2(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

参考文献；
　・Krammer, K. and Lange-Bertalot, H., 2004. Susswasserflora von Mitteleuropa, Bacillariophyceae3.
　　Spektrum AKADEMISCHER VERLAG.
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

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ページ作成および更新情報
　作成日：2019.11.04
　最終更新：2019.11.04　

　テトラキクルス属03 (Tetracyclus glans (Ehrenberg) Mills)
　特徴；殻面は細長い楕円形で殻中心が弱く膨出する。殻端は幅広く丸まる。
　　比較的幅の広い肋が複数本殻面を横切り、殻端付近では湾曲する。
　　湖成層から産出した。
　・スケールバーは10μmです。