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作成日:2016.06.30
最終更新:2016.06.30 NEW
不等毛植物門 珪藻綱 ビドゥルフィア亜綱 トリセラティウム目
トリセラティウム科 01-01
特徴;殻面はやや円形もしくは丸みを帯びた四角形である。
殻周縁は丸みを帯びる。
殻周縁部には等間隔に明瞭な4つの眼状紋(ocellus)が認められ、これら
は隆起する。
殻中心付近には幅広い環状の無紋域が存在し、無紋域より中心側は
沈降する。
殻面には畝状の縞模様が放散状に伸び、環状無紋域内側にもこれらの
縞模様は認められる。
この標本は眼状紋の存在と殻面の畝状模様の存在がアウリスクス属
(Auliscus)と一致するが、Roundet al. (1990)のアウリスクス属の記載には
眼状紋(ocellus)が2-3個であることに対しこの標本は4つ存在すること、
この標本の中心付近には環状の無紋域とその内側に沈降域が存在する
ことが異なるため、アウリスクス属と断定せずにトリセラティウム科とした。
殻径;48.7-50.7μm
眼状紋(ocellus);4
・採取地;茨城県中部1
・封入剤;カナダバルサム
・撮影倍率;×1000
・スケールバーは10μm
製作者:NaCl & Au
現生珪藻が掲載されています。
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このページではトリセラティウム科のうち、属を同定できていないものを掲載しています。
掲載されている標本は茨城県中部の堆積層露頭の岩石から採取した個体です。
*分類群の同定につきましては、誤同定や分類群変更等に対応できていない箇所がある可能性が
ありますが、ご了承ください。
参考文献;
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
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