ページ作成および更新情報
　作成日：2019.11.10
　最終更新：2019.11.10　

アルディソネア属02
　　　　Ardissonea sp.

　バシラリア亜門(Bacillariophytiae) チュウカンケイソウ綱(Mediophyceae)　アルディソネア目(Ardissoneales)
　アルディソネア科(Ardissoneaceae) アルディソネア属(Ardissonea)のうち、以下の特徴を持つ分類群を掲載
　します。
　・殻は比較的小型で、殻面は線形で殻端が丸まり、両殻端には小孔域が存在する。
　・軸域から殻縁に向かって伸びる肋は殻を通して平行に並び、軸域に対して非対称である。
　・軸域は非常に狭く、殻端の小孔域内には達しない。
　・殻内側の中央長軸方向には1列の胞紋列が走る。
　・軸域両脇には軸域と平行に走る畝が存在し、これらの畝は殻端にまで達する。
　このページに掲載されている標本は茨城県北部と千葉県北部の堆積層から採取した個体です。

　アルディソネア属02-01 (Ardissonea sp.)

　特徴；殻は比較的小型で線形、殻端は丸まる。
　　殻面外側には軸域から殻縁にかけて肋が存在し、これらは平行に並び、
　　軸域の左右で非対称である。
　　隣り合う肋間には2列の縦長の胞紋からなる胞紋列が存在する。
　　軸域は狭く、軸域両脇には軸域にほぼ平行に線状の畝が走り、これらの
　　畝は殻端に達する。
　　殻内側の軸域に相当する位置には胞紋列が1列存在する。
　　殻端には小孔域が存在する。
　殻長；26.8μm<
　殻幅；9.8μm
　条線密度；8.5-9/10μm
　胞紋密度；21.5-23.5/10μm
　・採取地；新潟県中部1(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

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　＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
　　ご了承ください。

参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

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