珪藻植物門不明未同定分類群17

珪藻植物門
(Bacillariophyta)
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コシノディスクス亜門
　 (Coscinodiscophytina)
バシラリア亜門
　(Bacillariophytina)
　チュウカンケイソウ綱
　　 (Mediophyceae)
　バシラリア綱
　　 (Bacillariophyceae)

　珪藻植物門不明・未同定分類群17-01

　特徴；殻形は円形で、殻周縁部は幅の極めて広い無紋域である。
　　殻面は周縁の無紋域に対してドーム状に隆起する。
　　ドーム状隆起部全体を通して多角形の胞紋が存在し、これらの胞紋は互いに隣接する（542b）。
　　殻周縁無紋域と胞紋域との境界付近の胞紋は円形である(542a)。
　　胞紋は配列に目立った規則性を持たない（542b）。
　　胞紋密度は殻周縁域境界に近づくにつれ若干細かくなる。
　殻径；37.8μm
　胞紋密度；中心付近：6-6.5/10μm　周縁付近：8-9.5/10μm
　周縁域幅；5.6-6.2μm
　・採取地；北海道東部1-3 (後期漸新世から前期中新世の海成層)
　・封入剤；マウントメディア
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

　珪藻植物門(Bacillariophyta) で不明・未同定分類群中心型のうち、以下の特徴を持つものを掲載しています。
　・殻形は円形で、殻周縁は幅が広い無紋域で平坦、周縁域に対し殻面はドーム状に隆起する。
　・胞紋は大部分は多角形で互いに隣接し、殻周縁の無紋域との境界付近の胞紋は円形である。
　このページに掲載されている標本は北海道東部の堆積層から採取した個体です。

　珪藻植物門不明・未同定分類群17-02

　特徴；殻形は円形で、殻周縁部は幅の極めて広い無紋域である。
　　殻面は周縁の無紋域に対してドーム状に隆起する。
　　ドーム状隆起部全体を通して多角形の胞紋が存在し、これらの胞紋は互い
　　に隣接する。
　　殻周縁無紋域と胞紋域との境界付近の胞紋は円形である。
　　胞紋は配列に目立った規則性を持たない。
　　胞紋密度は殻周縁域境界に近づくにつれ若干細かくなる。
　殻径；35.2μm
　胞紋密度；中心付近：5.5/10μm　周縁付近：7-8.5/10μm
　周縁域幅；5.7-6.3μm
　・採取地；北海道東部1-1 (後期漸新世から前期中新世の海成層)
　・封入剤；マウントメディア
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au