珪藻植物門不明未同定分類群01

　珪藻植物門不明・未同定分類群01-01

　特徴；殻形は披針形で殻端はくさび形である。
　　肋は殻面を横切り、ほぼ等間隔に配列し、殻端に近い肋は弧状に曲がる。
　　殻内側の両殻端には板状に伸びる隔壁様構造が認められる（543a）。
　　光学顕微鏡下では胞紋や条線等の構造は認められない。
　　殻形と殻面に縦溝が認められないことから、フラジラリア亜綱もしくはビ
　　ドゥルフィア亜綱のように見えるが、殻端に眼状紋・擬眼状紋・小孔域など
　　の構造は認められない。
　殻長；32.1μm
　殻幅；13.4μm
　肋密度；2.5/10μm
　・採取地；北海道東部1-2 (前期中新世の海成層)
　・封入剤；マウントメディア
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

珪藻植物門
(Bacillariophyta)
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コシノディスクス亜門
　 (Coscinodiscophytina)
バシラリア亜門
　(Bacillariophytina)
　チュウカンケイソウ綱
　　 (Mediophyceae)
　バシラリア綱
　　 (Bacillariophyceae)

　珪藻植物(Bacillariophyta) で不明・未同定分類群のうち、以下の特徴を持つものを掲載しています。
　・殻形は披針形で、先端の形はくさび形である。
　・肋は殻面を横切り、ほぼ等間隔に並び、殻端に近いものは弧状に曲がる。
　・殻内側には殻端から隔壁様の構造が伸びる。
　このページに掲載されている標本は千葉県北部の堆積層から採取した個体です。