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珪藻植物門(Bacillariophyta) で不明・未同定分類群のうち、以下の特徴を持つものを掲載しています。
・殻形は細長い披針形で両殻縁は平行、もしくは非常に太い線形で殻端はくさび形、殻末端は丸みを
帯びる。
・1-3個の円形の胞紋からなる胞紋列を伴う条線が殻縁から伸びる。
・殻中央は無紋域で幅が広く殻幅の1/2程度に達する。
・殻端には円形の構造物があり、その周囲は環状の畝が取り巻く。
このページに掲載されている標本は茨城県北部の堆積層から採取した個体です。
参考文献；
・南雲 保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
ページ作成および更新情報
作成日：2016.06.30
最終更新：2016.06.30
珪藻植物門不明・未同定分類群07
Bacillariophyta classis incertae sedis
珪藻植物門不明・未同定分類群07-01
特徴；殻形は幅の広い線形で殻端は尖り、末端は丸まる。
1-3個の円形の胞紋からなる胞紋列を伴う条線は殻縁から伸び、平行に配列する。
条線は殻端にはない。
2本の条線間には明瞭な畝が認められ、殻周縁に近づくにつれ顕著になる。
殻中央は幅の広い無紋域が存在し、その幅は殻幅の1/2程度まで広がる。
殻端には1つの円形の構造が認められ、その周囲は環状の畝で囲まれる（633a・b）。
おそらくこれは隣り合う他の個体との連結に使われる連結突起と考えられる。
殻長；31.1μm<
殻幅；12.5μm
条線密度；7-7.5/10μm
・採取地；茨城県北部7
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μmです。
