珪藻植物門不明未同定分類群22

　珪藻植物門不明・未同定分類群22-01

　特徴；殻面は円形で概ね平坦、殻周縁は畝状に隆起する様に見える。
　　胞紋はの六角形または多角形である。
　　胞紋は殻を通して大きさはほとんど変わらないず、
　　殻周縁部のみ密度が細かくなる。
　　胞紋は胞紋列を作り、3斜方向に直線状に配列する。
　　胞紋は骨格に6つの粒状小突起を伴い、特に殻中心の胞紋の小突起は
　　顕著である（902c-1白矢印）。
　　殻周縁部には1つのチューブ状突起が存在し（902a・b矢印）、この突起は
　　焦点深度によっては縦長の構造として観察される（902c・c-1黒矢印）。
　殻径；21.1μm
　胞紋密度；7-7.5/10μm　周縁部：11-11.5/10μm
　・採取地；茨城県北部1(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μm

珪藻植物門
(Bacillariophyta)
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コシノディスクス亜門
　 (Coscinodiscophytina)
バシラリア亜門
　(Bacillariophytina)
　チュウカンケイソウ綱
　　 (Mediophyceae)
　バシラリア綱
　　 (Bacillariophyceae)

参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

　珪藻植物門(Bacillariophyta) で不明・未同定分類群のうち、以下の特徴を持つものを掲載しています。
　・殻面は円形で殻中縁は畝のように環状に隆起する。
　・胞紋は多角形で三方向に直線状に配列する。
　このページに掲載されている標本は茨城県北部の堆積層から採取した個体です。