メディアリア属Top

　メディアリア01-02 （Mediaria splendida f. tenera Schrader）
　(個別のページはありません)
　特徴；殻面は細長い披針形で平坦、殻端はくちばし形で鋭く尖る。
　　四角形の胞紋は胞紋列を作り、胞紋列は殻を横切る方向に走るものと、長軸
　　方向に走るものがある。殻を横切る方向の胞紋列は平行に配列し、殻端近く
　　殻端近くでは弱い放散状で弧状に曲がる。長軸方向に走る胞紋列は片側殻
　　縁に平行に配列する。
　　殻端には三角形の無紋域が存在し、殻縁側の周縁は1列の胞紋列に囲ま
　　れる。
　　軸域は存在しない。
　　この標本は下記の参考文献Yanagisawa(1994)のMediaria splendida f.
　　tenera の特徴と一致する。
　殻長；46.8μm<
　殻幅；11.5μm
　胞紋列密度；14-15.5/10μm
　胞紋密度；14-14.5/10μm
　・採取地；茨城県北部3(中期中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

　　このページでは、バシラリア亜門(Bacillariophytiae) バシラリア綱(Bacillariophyceae) バシラリア目
　(Bacillariales) バシラリア科(Bacillariaceae) メディアリア属(Mediaria)の画像を紹介します。

　メディアリア01-01
　（Mediaria splendida Scheshukova f. splendida）
　(個別のページはありません)
　特徴；殻面は披針形で平坦、殻端はくさび形で尖る。
　　横長の四角形の胞紋は胞紋列を作り、胞紋列は殻を横切る方向に走る
　　ものと、長軸方向に走るものがある。殻を横切る方向の胞紋列は平行に
　　配列し、殻端近くでは弱い放散状で弧状に曲がる。長軸方向に走る胞紋
　　列は片側殻縁に平行に配列する。
　　殻端には三角形の無紋域が存在し、殻縁側の周縁は1列の胞紋列に
　　囲まれる。
　　軸域は存在しない。
　　この標本は下記の参考文献Yanagisawa(1994)のMediaria splendida f.
　　splendida の特徴と一致する。
　殻長；60.5μm<
　殻幅；13.9μm
　胞紋列密度；11-12.5/10μm
　胞紋密度；11-12/10μm
　・採取地；茨城県中部1(中期中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Yanagisawa, Y., 1994. Mediaria magna Yanagisawa, sp. nov., a new fossil raphid diatom spacies useful
　　for middle Miocene diatom biostratigraphy.Trans. Proc. Paleont. Soc. Japan, N. S., 174, 411-425.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

　メディアリア01-03 　（Mediaria splendida Scheshukova f. splendida）
　(個別のページはありません)
　特徴；殻面は披針形で、殻端は鋭く尖る。
　　殻表面は平坦である。
　　殻高は非常に低い。
　　条線は殻を横切る方向と長軸方向に伸び、平行に配列する。
　　一方の殻端付近には片側殻縁に沿って細長い無紋域が存在し、他方の殻端では無紋域は対角線上
　　の位置に存在する。
　　この分類群は殻面同士が接続して群体を作るようである。
　殻長；61.7μm
　殻幅；13.0μm
　胞紋列(条線)密度；短軸方向に伸びる条線 13-14/10μm, 長軸方向に伸びる条線10.5-11/10μm
　・採取地；茨城県中部1(中期中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。