バシラリア亜門(Bacillariophytiae) バシラリア綱(Bacillariophyceae) ナビクラ目(Naviculales) ナビクラ科
　(Naviculaceae) セミナビス属(Seminavis) のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
　・殻面は背側が弧状に大きく湾曲し、腹側は直線状で、殻端は引っ張り出され末端は頭状となる。
　・条線は背側では胞紋列で殻を通して放散状に、腹側では非常に短く殻縁に沿って配列する。
　・胞紋は横長の四角形で、その密度は比較的粗い。
　・縦溝は腹側殻縁近くを腹側殻縁と平行に走る。
　このページに掲載されている標本は山形県村上地域の海成堆積層から採取した個体です。

参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

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ページ作成および更新情報
　作成日：2024.01.24
　最終更新：2024.02.25　New

　セミナビス属05-01 （Seminavis sp.）
　
　特徴；殻面は背側殻縁は弧状に湾曲し、腹側殻縁はほぼ直線状である。
　　殻端は引っ張る出され末端は頭状となる。
　　背側の条線は胞紋列からなり、殻を通して放散状に配列する。
　　腹側の条線は非常に短く、腹側殻縁に沿って並ぶ(2074b)。
　　胞紋はやや横長の四角形である。
　　条線は腹側殻縁に沿って直線状に伸び、殻中心側端部は孔を作って
　　背側に頭をもたげて終わり(2074a)、殻端側では腹側に曲がって殻蓋へ
　　と続く(2074b)。
　　軸域は非常に狭く、中心域は無いに見える。
　殻長；67.2μm
　殻幅；9.6μm
　胞紋列密度；10.5-12/10μm
　胞紋密度；10-12.5/10μm
　・採取地；山形県村上地域(中新世〜鮮新世？の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

セミナビス属05
　　　　Seminavis sp.

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