このページではバシラリア亜門(Bacillariophytiae) チュウカンケイソウ綱(Mediophyceae)　トリケラ
　チウム目(Triceratiales)　トリケラチウム科(Triceratiaceae)　の未同定分類群を掲載しています。
　この分類群はGlyphodiscus stellatusである可能性があります。
　このページは標本は茨城県中部の堆積層から採取した個体です。

ページ作成および更新情報
　作成日：2016.06.30
　最終更新：2019.10.07　

　トリケラチウム科 01-01(Glyphodiscus stellatus ?)

　特徴；殻面はやや円形もしくは丸みを帯びた四角形である。
　　殻周縁は丸みを帯びる。
　　殻周縁部には等間隔に明瞭な4つの眼点（ocelli）が認められ、これらは
　　殻面に対してやや隆起する。
　　殻中心付近には幅広い環状の無紋域が存在し、無紋域より中心側は
　　沈降する。
　　殻面には畝状の縞模様が放散状に伸び、環状無紋域内側にもこれらの
　　縞模様は認められる。
　　この標本は眼点の存在と殻面の畝状模様の存在がアウリスクス属
　　(Auliscus)と類似するが、中心の様相と眼点の個数（Roundet al. (1990)に
　　よるとアウリスクス属の眼点は2-3個）が異なる。
　　この標本はGlyphodiscus stellatus と同じ分類群のように見える。
　　この種に関して記載が入手できていないため、断定せずにトリケラチウム
　　科とした。
　殻径；48.7-50.7μm
　眼点（ocelli）；4
　・採取地；茨城県中部1(中期中新世海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μm

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参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

　　トリケラチウム科不明・
　　　未同定分類群01
　　　Triceratiaceae group incertae sedis
　　　　　(Glyphodiscus stellatus?)

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