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このページではバシラリア亜門(Bacillariophytiae) バシラリア綱(Bacillariophyceae) イケベア属(Ikebea)を
掲載しています。
イケベア属は披針形、細長い楕円形または線形の上下非対称な殻面を持ち、片側の殻端には眼点(ocellus)の
ような構造を持ちます。
Akiba(1985)ではイケベア属の属する亜綱・目・科についての言及はありませんが、フラジラリア亜綱フラジラリア
目フラジラリア科に属するとする研究があるようです。
このサイトではイケベア属については所属不明として扱っています。
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
イケベア属 01 （Ikebea tenuis (Brun) Akiba）
特徴；殻面は線形、または長細い楕円形で、片方の殻端は眼点のような構造を持って
丸まり、もう片方の殻端は楔形に尖る。
殻縁、または殻縁より中央寄りに小突起が長軸方向に並ぶ。
殻を横断する不明瞭な条線が認められることがある。
殻帯面は四角形で殻中心付近で弱く膨出する。
中新世の海成層から産出した。
・スケールバーは10μm
イケベア属
Ikebea
ページ作成および更新情報
作成日：2016.06.30
最終更新：2019.10.27
参考文献；
・Akiba, F., 1985. Middle Miocene to Quaternary diatom biostrtigraphy in the Nankai trough and
Japan trench, and modified lower Miocene through Quaternary diatom zones for Middle-to-
High latitudes of the North Pacific. Inicial Reports of the Deep Sea Drilling Project. 87, 393-481.
製作者：NaCl & Au
イケベア属 02 （Ikebea sp.）
特徴；殻面は棒状または線形で上下非対称である。
少なくとも片側の殻端には円形で周囲を畝に囲まれた眼点のような構造がある。
条線は明瞭で、殻を横断する方向に伸び、その密度は比較的粗い。
軸域は線状で殻面中央を走る。
中新世の海成層から産出した。
・スケールバーは10μm
