ページ作成および更新情報
　作成日：2019.10.22
　最終更新：2019.10.22　

　コイズミア属 01-01
　（Koizumia adaroi (Azpeitia)Yanagisawa）

　特徴；殻面は披針形で、殻端はくさび状である。
　　殻縁辺部には殻縁に沿って線状の縁辺部隆起（marginal ridge）
　　が存在する。
　　殻面には大きな胞紋が存在し、胞紋列を作り蛇行しながら殻面を
　　横切り、明瞭でない部分もある。
　　胞紋は殻を横切る方向に最大4個認められる。胞紋の横並びは
　　殻端に近づくにつれ少なくなり、殻端では1個となる。
　殻長；49.2μm
　殻幅；6.8μm
　胞紋列密度；7-8/10μm
　・採取地；茨城県北部3(中期中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

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コイズミア属01
　Koizumia adaroi

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　バシラリア亜門(Bacillariophytiae) チュウカンケイソウ綱(Mediophyceae)　キマトシラ目(Cymatosirales)
　キマトシラ科(Cymatosiraceae) コイズミア属(Koizumia) K. adaroiを掲載します。
　この種は以下の特徴を持ちます。
　・殻面は披針形、殻端はくさび形で、殻周縁は畝状に隆起する。
　・胞紋は殻を横切る方向に胞紋列を作り、この胞紋列は不規則に蛇行する。
　以上の特徴は、下記の参考文献のYanagisawa(1994)のKoizumia adaroiと記載事項、写真とも一致します。
　このページに掲載されている標本は茨城県北部の堆積層から採取した個体です。

参考文献；
　　・Yanagisawa, Y., 1994. Koizumia Yanagisawa gen. nov., a new marine fossil araphid diatom genus.,
　　　Transaction and Proceedings of the Paleontological Society of Japan, 176, 591-617.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

　コイズミア属 01-03
　（Koizumia adaroi (Azpeitia)Yanagisawa）

　特徴；殻面は披針形、殻端はくさび状で、長軸方向に軸を持つうねりがある。
　　殻面と殻蓋の境界は明瞭である。
　　殻縁辺部には殻縁に沿って線状の縁辺部隆起（marginal ridge）が存在する。
　　殻面の条線は蛇行しながら殻面を横切り明瞭でない部分もある。
　殻長；40.5μm<
　殻幅；8.2μm
　条線密度；8-8.5/10μm
　・採取地；茨城県中部1(中期中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

　コイズミア属 01-02 （Koizumia adaroi (Azpeitia)Yanagisawa）

　特徴；殻面は披針形で、殻端はくさび状である。
　　殻縁辺部には殻縁に沿って線状の縁辺部隆起（marginal ridge）が存在
　　する。
　　胞紋列は殻を横切る方向に蛇行して走り、明瞭でない部分もある（1040c）。
　　胞紋は比較的大きな円形で、殻を横切る方向に最大5個認められる
　　（1040a）。
　　胞紋の横並びの個数は殻端に近づくにつれ少なくなり、殻端では1個と
　　なる。
　殻長；27.7μm<（推定：30.7μm）
　殻幅；6.5μm
　胞紋列密度；8/10μm
　・採取地；茨城県北部3(中期中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。