コイズミア属02

　コイズミア属 02-04
　（Koizumia tatsunokuchiensis (Koizumi)Yanagisawa）

　特徴；殻面は細長い楕円形で、殻端は小突起状に引っ張り出される。
　　殻面は左右対称である。
　　胞紋は円形または楕円形で大きく、長軸方向に4本の胞紋列を作る。
　殻長；27.4μm<
　殻幅；6.3μm
　胞紋密度；4-5.5/10μm
　・採取地；千葉県北部1(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

　コイズミア属 02-03
　（Koizumia tatsunokuchiensis (Koizumi)Yanagisawa）

　特徴；殻面は線形で、殻端は小突起状に引っ張り出される。
　　殻面は左右対称である。
　　殻縁辺には殻縁に沿って線状の隆起部が存在する。
　　胞紋は円形で非常に大きく、長軸方向に4本の胞紋列を作る。
　殻長；20.1μm<
　殻幅；7.8μm
　胞紋密度；6-6.5/10μm
　・採取地；茨城県北部1(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

-----------------------------
キマトシラ目(Cymatosirales)　
　キマトシラ科
　　(Cymatosirareae)　
　　コイズミア属(Koizumia)　
　　　01(K. adaroi)　
　　　02(K. tatsunokuchiensis)

　コイズミア属 02-06
　（Koizumia tatsunokuchiensis (Koizumi)Yanagisawa）

　特徴；殻面は楕円形、殻端は小突起状に引っ張り出される。
　　胞紋は円形または楕円形で大きく、長軸方向に少なくとも3本の胞紋列を作る。
　　殻面と殻蓋の境界は明瞭である。
　殻長；24.6μm
　殻幅；8.3μm
　胞紋密度；6-6.5/10μm
　・採取地；千葉県房総半島(後期中新世から鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

　コイズミア属 02-01
　（Koizumia tatsunokuchiensis (Koizumi)Yanagisawa）

　特徴；殻面は線形で、殻端は小突起状に引っ張り出されるである。
　　殻面は若干弧状に曲がり、左右非対称である。
　　胞紋は円形で非常に大きく、長軸方向に4本の胞紋列を作る。
　殻長；29.0μm<
　殻幅；6.6μm
　胞紋密度；4.5-5/10μm
　・採取地；千葉県北部1(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

　バシラリア亜門(Bacillariophytiae) チュウカンケイソウ綱(Mediophyceae)　キマトシラ目(Cymatosirales)
　キマトシラ科(Cymatosiraceae) コイズミア属(Koizumia) K. tatsunokuchiensisを掲載します。
　この種は以下の特徴を持ちます。
　・殻面は線形から細長い楕円形、殻端は小突起状に引っ張り出される。
　・胞紋は大きく円形で、長軸方向に直線状の胞紋列を作る。
　以上の特徴は、Yanagisawa(1994)のKoizumia tatsunokuchiensisと記載事項、写真とも一致します。
　このページに掲載されている標本は茨城県北部・千葉県房総半島・神奈川県三浦半島の堆積層から採取した
　個体です。

　コイズミア属 02-02
　（Koizumia tatsunokuchiensis (Koizumi)Yanagisawa）

　特徴；殻面は細長い楕円形で、殻端は小突起状に引っ張り出される。
　　殻面は左右対称である。
　　胞紋は円形で非常に大きく、長軸方向に3本の直線状の胞紋列を作る。
　殻長；26.3μm<
　殻幅；6.7μm
　胞紋密度；5.5-6/10μm
　・採取地；茨城県北部1(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

参考文献；
　　・Yanagisawa, Y., 1994. Koizumia Yanagisawa gen. nov., a new marine fossil araphid diatom genus.,
　　　Transaction and Proceedings of the Paleontological Society of Japan, 176, 591-617.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

　＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
　　ご了承ください。

　コイズミア属 02-07
　（Koizumia tatsunokuchiensis (Koizumi)Yanagisawa）

　特徴；殻面は長い楕円形、殻端は小突起状に引っ張り出される。
　　胞紋は円形または楕円形で比較的大きい。
　　殻面には長軸方向に軸を持つ弱いうねりがみられる。
　殻長；32.2μm
　殻幅；7.9μm
　胞紋密度；5.5-6/10μm
　・採取地；千葉県房総半島(後期中新世から鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

珪藻植物門
(Bacillariophyta)
-----------------------------
バシラリア亜門
　(Bacillariophytina)
チュウカンケイソウ綱
　(Mediophyceae)

　コイズミア属 02-05
　（Koizumia tatsunokuchiensis (Koizumi)Yanagisawa）

　特徴；殻面は線形で、殻端は小突起状に引っ張り出される。
　　胞紋は円形または楕円形で大きく、長軸方向に3本の胞紋列を作る。
　殻長；24.8μm<
　殻幅；4.5μm
　胞紋密度；5.5-6/10μm
　・採取地；神奈川県三浦半島1(後期中新世から鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。