このページではコシノディスクス亜門(Coscinodiscophytina)　コシノディスクス綱(Coscinodiscophceae)　
　メロシラ目(Melosirales)　ステファノピキシス科(Stephanopyxidaceae)　ステファノピキシス属
　（Stephanopyxis)のうち、以下の特徴を持つものを紹介します。
　・殻は平坦殻周縁部と半球状に隆起する殻面からなる。
　・殻面の胞紋は多角形で孔は円形、胞紋間の骨格には短い棘状の突起が認められる。
　・殻周縁部には殻縁から中心方向に長軸のある楕円形の胞紋が1列の環状列を作りる。
　このページに掲載されている標本は北海道東部の堆積層から採取した個体です。

　ステファノピキシス属 02-02 (Stephanopyxis sp.)

　特徴；殻は平坦な周縁部と半球状に隆起する殻面からなる。
　　殻面の胞紋は互いに隣接し、多角形で孔は円形である。
　　殻面の胞紋間の骨格には短い棘状の突起が認められる（528a）。
　　殻周縁部には殻縁から中心方向に伸びる楕円形の胞紋が1列の環状列を
　　作る。
　殻径；29.4μm
　胞紋密度；殻面：5.5-6/10μm　殻周縁部：4.5-5.5/10μm
　・採取地；北海道東部1-1(中新世の海成層)
　・封入剤；マウントメディア
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μm

　ステファノピキシス属 02-03　(Stephanopyxis sp.(superba?))

　特徴；殻は平坦な周縁部と半球状に隆起する殻面からなる。
　　殻面の胞紋は互いに隣接し、多角形である。
　　殻面には複数のチューブ状突起が存在する(1590ｃ)。
　　殻周縁部には殻縁から中心方向に伸びる楕円形の胞紋が1列の環状列を
　　作る(1590a)。
　　以上の特徴は下記の文献の柳沢・鈴木(1987)のStephanopyxis
　　superba (Geville) Grunowと特徴が類似する。
　殻径；22.1μm
　胞紋密度；殻面：5.5-6.5/10μm　
　殻周縁部楕円形胞紋密度：6-7.5/10μm
　・採取地；北海道東部1-6(中新世の海成層)
　・封入剤；マウントメディア
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μm

ページ作成および更新情報
　作成日：2016.06.30
　最終更新：2019.07.20　

珪藻植物門
(Bacillariophyta)
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コシノディスクス亜門
　(Coscinodiscophytina)
コシノディスクス綱
　(Coscinodiscophyceae)

　ステファノピキシス属 02-01 (Stephanopyxis sp.)

　特徴；殻は平坦な周縁部と半球状に隆起する殻面からなる。
　　殻面の胞紋は互いに隣接し、多角形で孔は円形である。
　　殻面の胞紋間の骨格には短い棘状の突起が認められる。
　　殻周縁部には殻縁から中心方向に伸びる楕円形の胞紋が1列の環状列を
　　作る。
　殻径；27.9μm
　胞紋密度；殻面：5-6/10μm　殻周縁部：5.5-7/10μm
　・採取地；北海道東部1-1(中新世の海成層)
　・封入剤；マウントメディア
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μm

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参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
　・柳沢幸夫･鈴木裕一郎(1987)常磐炭田漸新統白坂層の珪藻および形質鞭毛藻．地質調査所月報，
　　第38巻，第2号，p.81-98.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

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ステファノピキシス属02
　　　　Stephanopyxis sp.