このページでは、バシラリア亜門(Bacillariophytiae) バシラリア綱(Bacillariophyceae) アクナンテス目
(Achnanthales) アクナンテス科(Achnanthaceae) アクナンテス属(Achnanthes)の画像を紹介します。
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アクナンテス属 01-01 (Achnanthes sp.)
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特徴；1組の殻は非対称で、一方は縦溝が認められる縦溝から、
他方は縦溝の無い無縦溝殻である。
殻形は殻面が披針形で先端の形がくさび形、殻帯面は縦溝殻を
内側に「く」の字に曲がる。
胞紋は円形で、胞紋列を作る。
胞紋列を伴う条線は、縦溝殻では軸域から殻縁に向かって伸び、
殻蓋に達する（1b）。一方、無縦溝殻で条線は殻面を横切る（1a）。
光学顕微鏡下では無縦溝殻には軸域は認められなかった。
縦溝は殻面中央付近を走り、縦溝端部は殻中心では向かい合って孔を
作って終わり（1b）、殻端では殻蓋まで伸びる。
1aは無縦溝殻に、1bは主に縦溝殻に焦点があっている。
殻長；29.2μm
殻幅；9.7μm
条線密度；縦溝殻：13-14/10μm 無縦溝殻：10/10μm
胞紋密度；無縦溝殻：11-12/10μm
・採取地；茨城県中部1(中期中新世の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μmです。
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・南雲 保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・渡辺仁治, 2005. 淡水珪藻生態図鑑, 内田老鶴圃.
製作者：NaCl & Au
ページ作成および更新情報
作成日：2016.06.30
最終更新：2022.12.14
珪藻統合 アクナンテス属 08 (Achnanthes sp.)
特徴；殻面は楕円形で、殻端は楔型、または丸みを帯びる。
条線密度と胞紋密度が縦溝殻よりも無縦溝殻の方が明らかに粗い。
現生では海岸域で、化石では海生層から産出した。
・スケールバーは10μm
アクナンテス属 03 (Achnanthes sp.)
特徴；殻面は線形、殻端は丸い。
条線は縦溝殻は胞紋列、無縦溝殻は肋である。
縦溝殻の中心域は帯状である。
海成層で見られた。
・スケールバーは10μmです。
アクナンテス属
Achnanthes
珪藻統合 アクナンテス属 03 (Achnanthes coarctata (Brebisson) Grunow)
特徴；殻面は線形、両殻縁は殻中心が緩やかに括れる。
両殻端は太い嘴形で、末端は丸みを帯びる。
条線は縦溝殻と無縦溝殻で配列が異なる。
現生では淡水域の河川で、化石では海成層で見られた。
＊ただし、化石は淡水からの再堆積と考えられる。
・スケールバーは10μm
