アクナンテス属 F08-01 (Achnanthes sp.)
殻長；21.0μm
殻幅；6.6μm
条線密度；縦溝殻 8-9/10μm 無縦溝殻 約9/10μm
胞紋密度；縦溝殻10-13/10μm 無縦溝殻 7.5-11.5/10μm
特徴；殻面は丸みを帯びた披針形で、縦溝殻を内側にくの字に曲がる。
縦溝殻の胞紋は胞紋列(条線)を作り、放散状に配列する。
無縦溝殻の胞紋は横長の楕円形で、胞紋列(条線)を作り、おおむね
平行に配列する。
縦溝殻の中心域は横長の長方形で殻縁に達する。
無縦溝殻には中心域は無い。
・採取地；神奈川県三浦半島2（前期中新世の海成層）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
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アクナンテス属 08-03 (Achnanthes sp.)
殻長；31.8μm
殻幅；12.5μm
条線密度；縦溝殻 13.5-15/10μm 無縦溝殻 7-10/10μm
胞紋密度；縦溝殻12-15.5/10μm 無縦溝殻 9.5-11.5/10μm
特徴；殻面は楕円形で、殻端は丸みを帯びる。
条線は縦溝殻では小さい円形の胞紋からなる胞紋列を伴い放散状に
配列する。
無縦溝で条線はやや四角い胞紋からなる胞紋列を伴い平行に配列し、
殻端付近では湾曲する。
条線密度と胞紋密度は縦溝殻より無縦溝殻が明瞭に粗い。
軸域は両殻ともに殻中央を真直ぐに走り、狭い。
縦溝は殻中心側端部は孔を作って終わり、殻端ではフック状に曲がり
ながら殻蓋へと続く。
中心域は縦溝殻では幅の狭い帯状で殻縁に達し、無縦溝殻では認め
られない。
・採取地；山口県北部深川湾（日本海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
アクナンテス属 08-02 (Achnanthes sp.)
殻長；20.4μm
殻幅；10.7μm
条線密度；縦溝殻 11.5-13.5/10μm 無縦溝殻 9-11.5/10μm
胞紋密度；縦溝殻12.5-14/10μm 無縦溝殻 11-12/10μm
特徴；殻面は楕円形で、殻端は楔形である。
両殻共に条線は四角形または円形の胞紋からなる胞紋列を伴い、放散
状に配列する。
条線密度と胞紋密度は縦溝殻より無縦溝殻が粗い。
軸域は両殻ともに殻中央を真直ぐに走り、狭い。
縦溝は殻中心側端部は孔を作って終わり、殻端では殻蓋へと続く。
中心域は縦溝殻では幅の狭い帯状で殻縁に達し、無縦溝殻では認め
られない。
・採取地；兵庫県南部大蔵海岸（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) アクナンテス目(Achnanthales) アクナンテス科(Achnanthaceae)
アクナンテス属(Achnanthes)のうち、 以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は楕円形で、殻端は楔型、または丸みを帯びる。
・条線密度と胞紋密度が縦溝殻よりも無縦溝殻の方が明らかに粗い。
これらの分類群は海水域（日本海（山口県北部）で認められました。
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
アクナンテス属 08-01 (Achnanthes sp.)
殻長；30.9μm
殻幅；12.5μm
条線密度；縦溝殻 9-10/10μm 無縦溝殻 6-7/10μm
胞紋密度；縦溝殻9/10μm 無縦溝殻 6-7/10μm
特徴；殻面はやや細長い楕円形で、殻端は楔形である。
両殻共に条線は胞紋列を伴い、放散状に配列する。
条線密度と胞紋密度は縦溝殻より無縦溝殻が明らかに粗い。
軸域は両殻ともに殻中央を走る。
縦溝は殻中心側端部は孔を作って終わり、殻端ではフック状に曲がりながら
殻蓋へと続く。
中心域は縦溝殻では横長の楕円形で、無縦溝殻では認められない。
・採取地；兵庫県南部大蔵海岸（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2020.03.04 統合
アクナンテス属08
Achnanthes sp.
