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シュードニッチア属 01-01 (Pseudo-nitzschia sp.)
（個別のページはありません）
殻長；26.2-28.2μm
殻幅；5.1-5.4μm
周縁肋密度；8-10.5/10μm
特徴；殻面は丸みを帯びた披針形、殻端は先細りして尖る。
条線・胞紋ともに光学顕微鏡下では観察できない。
周縁肋は片側殻縁に存在し、非常に短い。
周縁肋を有する殻縁の殻中心付近の殻縁はわずかに括れ、周縁肋の
間隔が広くなる。
Tomas（1997）のPseudo-nitzschia属と殻の特徴及び群体の形が一致
する。
同文献では同属は海生であるとされていることからこの標本は検討が必要
である。
・採取地；茨城県南部霞ケ浦（海跡湖）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
シュードニッチア属
Pseudo-nitzschia
このページでは、バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) バシラリア目(Bacillariales) バシラリア科
(Bacillariaceae) シュードニッチア属(Pseudo-nitzschia) の画像を紹介します。
シュードニッチア属は海域に生息する珪藻で、隣り合う個体の殻同士の端部は重なり合って
階段状の鎖型の群体を形成します。
シュードニッチア属の殻面は狭い披針形、紡錘形、または線形で、殻帯面は長い長方形、ま
たは紡錘形です。縦溝は殻中央から離れた殻縁に存在し、畝状に隆起することはありません。
1組2枚の殻の縦溝は対角線上の殻縁に存在します。縦溝をまたぐように短い肋(fibula)
が殻横断方向に伸びます。条線はたいていは光学顕微鏡下では認識できません。
シュードニッチア属はニッチア属とされてきましたが、その形態はニッチア属のタイプ種の形態
からかけ離れているため、Tomas(1997)で別の属として取り扱われ、このサイトでも別属として
扱っています。
参考文献；
・Tomas, C, R., 1997. Identifying Marine Phytoplancton, Academic press.
製作者：NaCl & Au
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
