プレウロシグマ属Top

　プレウロシグマ属 09-01 (Pleurosigma sp.)
　（個別のページはありません）
　殻長；97.0μm
　殻幅；20.0μm
　条線密度；殻横断方向 19.5-21/10μm　軸域に対して斜め方向 18-19/10μm
　胞紋密度；16-17/10μm
　特徴；殻面は丸みを帯びた披針形、両殻端は互いに反対側に緩やかに湾曲する。
　　条線は殻横断方向と軸域に対して斜め2方向の計3方向に伸び、条線は互いに
　　約60度の角度をなす。
　　軸域は狭く、ほぼ直線状に片方の殻端からもう一方の殻端に向かって伸び、殻端
　　では若干湾曲する。
　　軸域の末端は歪な円形に広がる。
　　縦溝は殻中心側端部は向かい合って終わる。
　　中心域は非常に狭く、横長の楕円形である。
　・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　プレウロシグマ属 06-01 (Pleurosigma sp.)
　（個別のページはありません）

　殻長；49.5μm
　殻幅；12.8μm
　条線密度；25-26.5/10μm
　特徴；比較的小型で殻面は披針形、殻端は引っ張り出され、末端は丸まる。
　　両殻端は互いに反対側に緩やかに湾曲する。
　　条線は軸域に対して斜め2方向に伸び、その密度は細かい。
　　軸域は狭く、殻中心では殻中央に位置し、殻端に行くに従い若干殻湾曲部外側
　　の殻縁に寄り、殻端付近で殻縁に達する。
　　中心域は横長の楕円形でその両脇には線状の溝が存在する。
　　これは殻面内側の構造と考えられる。
　・採取地；和歌山県南部田辺湾（太平洋）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　プレウロシグマ属 08　(Pleurosigma sp.)
　特徴；比較的大型で、殻面は披針形、殻端は楔形、殻全体がS字形に曲がる。
　　条線は軸域に対して斜めに2方向と殻を横断する方向の計3方向に伸びる。
　　縦溝の殻中心側端部は互いにすれ違うように反対側に曲がる。
　　中心域は菱形である。
　　海岸域に見られる。
　・スケールバーは10μm

　プレウロシグマ属 07-01 (Pleurosigma sp.)
　（個別のページはありません）
　殻長；178.2μm
　殻幅；27.9μm
　条線密度；殻横断方向 17-18/10μm　軸域に対して斜め方向 13-14/10μm
　特徴；殻面は披針形、両殻端は互いに反対側に湾曲し、殻全体ではS字形となる。
　　条線は殻を横断する方向と軸域に対して斜め2方向の計3方向に伸びる。
　　条線密度は殻を通してほとんど変化しない。
　　軸域は狭く、殻面よりも強く湾曲し、殻中心では殻中央を走り、殻端から殻端と
　　殻中心の中間にかけては湾曲部外側の殻縁に沿って走る。
　　中心域は狭く、横長である。
　・採取地；兵庫県南部大蔵海岸（瀬戸内海）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　プレウロシグマ属 03-01 (Pleurosigma sp.)
　（個別のページはありません）
　殻長；229.5μm
　殻幅；35.0μm
　条線密度；殻横断方向 20.5-21.5/10μm　軸域に対して斜め方向 19.5-21/10μm
　胞紋密度；16-19.5/10μm
　特徴；比較的大型で、殻面は披針形、殻端は細長く引っ張り出され、末端は丸まる。
　　殻中心と殻端の中間付近から両殻端にかけて互いに反対側に湾曲する。
　　条線は殻横断方向と軸域に対して斜め2方向の計3方向に伸び、その密度は殻端に
　　行くに従い徐々に細かくなる。
　　軸域は狭く、殻中心では殻中央に位置し、殻端に行くに従い殻湾曲部外側の殻縁に
　　近づく。
　　縦溝は殻中心側端部は互いに反対側に若干曲がり、すれ違うように伸びて終わる。
　　中心域は小さい菱形である。
　・採取地；兵庫県南部大蔵海岸（瀬戸内海）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　プレウロシグマ属 01-01 (Pleurosigma sp.)
　（個別のページはありません）
　殻長；224.9μm
　殻幅；50.3μm
　条線密度；14-14.5/10μm
　胞紋密度；13-13.5/10μm
　特徴；大型で、殻面は披針形、殻端は楔形で、殻中心から両殻端にかけて互いに反対
　　側に湾曲する。
　　条線は軸域に対して斜め2方向に伸び、その密度は殻を通して変化は無い。
　　軸域は狭く、緩やかなS字を描きながら片側殻端の殻湾曲部外側殻縁から殻中心を
　　通り、他方の殻端の殻湾曲部外側殻縁へと向かう。
　　縦溝は殻端で一度殻縁に達した後に殻縁を離れて終わる。
　　中心域は非常に小さく、縦長である。
　・採取地；和歌山県北部和歌浦湾（瀬戸内海）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×500　
　・スケールバーは50μm

　プレウロシグマ属 04-01 (Pleurosigma sp.)
　（個別のページはありません）
　殻長；426.2μm
　殻幅；48.3μm
　条線密度；12.5-14.5/10μm
　胞紋密度；8.5-14/10μm
　特徴；非常に大型で、殻面は細長い披針形である。
　　殻端は楔形で、殻中心から両殻端にかけて互いに反対側に湾曲する（139a）。
　　条線は軸域に対して斜め2方向に伸び、その密度は殻端付近で細かくなる。
　　殻中心付近で条線は湾曲する（）。
　　軸域は狭く、殻中心では殻中央に位置し、殻端に行くに従い徐々に殻湾曲部外側の殻縁に近づき、
　　殻端から殻長の1/6付近で殻縁に達し、殻端まで殻縁に沿って走る。
　　縦溝は外裂溝と内裂溝の位置がずれる。
　　縦溝の殻中心側端部は片方はまっすぐに伸び、他方は曲がって終わる（139b）。
　　中心域は狭く、横長の楕円形である（139b）。
　・採取地；和歌山県南部田辺湾（太平洋）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×500（139a）、×1000（139b）　
　・スケールバーは白抜き線は50μm、黒実線は10μm

　このページでは、バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) ナビクラ目(Naviculales) プレウロシグマ科
　(Pleurosigmataceae) プレウロシグマ属(Pleurosigma) の画像を紹介します。
　プレウロシグマ属は海域と汽水域に生息する珪藻で、泥・砂・シルトなどに付着しますが、浮遊する
　場合もあります。また、高伝導性（high conductivity）の淡水域でも認められます。
　プレウロシグマ属の殻面はS字型で、線状披針形から披針形、菱形です。
　1つの個体には軸域に対して斜めに走る条線と殻面を横断する条線の2-3方向に伸びる条線が認め
　られます。
　縦溝はS字形に曲がり、しばしば殻面よりも強く湾曲します。

　プレウロシグマ属 02　(Pleurosigma sp.)
　特徴；殻面は披針形で、殻端は楔形で、殻全体がややS字形に曲がる。
　　条線は軸域に対して斜めに2方向と殻を横断する方向の計3方向に伸び、その密度は殻を
　　通して変化しない。
　　縦溝の殻中心側端部は互いに反対側に若干曲がって終わる。
　　海岸域に見られる。
　・スケールバーは10μm

　プレウロシグマ属 12-01 (Pleurosigma sp.)
　（個別のページはありません）
　殻長；90.2μm
　殻幅；19.4μm
　条線密度；殻横断方向 16-20.5/10μm　軸域に対して斜め方向 13-17.5/10μm
　胞紋密度；中心11.5-13.5/10μm　殻端付近 17.5-18.5/10μm
　特徴；殻面は丸みを帯びた披針形、殻端は細く引っ張り出される。
　　両殻端は殻中心と殻端の中間殻端にかけて互いに反対側に緩やかに湾曲する。
　　条線は四角い胞紋からなる胞紋列で、殻横断方向と軸域に対して斜め2方向の計3方向に伸び、条線
　　は互いに約60度の角度をなす。
　　殻を横断する方向に伸びる条線は殻中心付近では不明瞭となる。
　　条線密度は殻端に行くに従い徐々に細かくなる。
　　胞紋密度は殻中心付近で粗く、殻端に行くに従い徐々に細かくなる。
　　軸域は狭く、殻中心では殻中央を走り、殻端に行くに従い殻湾曲部外側殻縁に近づき、殻端近くで殻
　　縁に達し、殻縁に沿って走る。
　　縦溝は外裂溝と内裂溝の位置がずれる。
　　縦溝は殻中心側端部は焦点深度によって見え方が異なり、同方向に曲がって終わる場合（513b）
　　と、向かい合って終わる場合（513a）がある。
　　中心域は小さい楕円形である。
　・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　プレウロシグマ属 05-01 (Pleurosigma sp.)
　（個別のページはありません）
　殻長；258.4μm
　殻幅；40.5μm
　条線密度；殻横断方向 19-205/10μm　軸域に対して斜め方向 20.5-21.5/10μm
　胞紋密度；16.5-20/10μm
　特徴；比較的大型で殻面は披針形、両殻端は弱く折れ曲がるように互いに反対側に曲
　　がり、末端は丸まる(231a)。
　　条線は殻横断方向と軸域に対して斜め2方向の計3方向に伸び、その密度は殻を通
　　してほとんど変化しない。
　　軸域は狭く、殻中心では殻中央に位置し、殻端に行くに従い若干殻湾曲部外側の殻
　　縁に寄るが、殻縁には達しない。
　　軸域は殻末端で扇形に広がる（231b・c）。
　　縦溝は殻末端で殻湾曲部内側殻縁側に向かう（231b・c）。
　　中心域は狭く、横長の菱形である。
　・採取地；和歌山県北部和歌浦湾（瀬戸内海）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm