プサモディクチオン属
Psammodictyon
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このページでは、バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) バシラリア目(Bacillariales) バシラリア科
(Bacillariaceae) プサモディクチオン属(Psammodictyon) の画像を紹介します。
プサモディクチオン属は海域に生息する珪藻で、砂などの細かい基盤に単体で付着します。
プサモディクチオン属の1組2枚の殻は殻中央を軸に対角線上に対称です。殻面は瓢箪型、
または幅広い線形で、殻端は嘴形か広円形です。縦溝は片側殻縁に沿って走ります。殻表
面は長軸方向に軸を持つ波うちが存在します。縦溝を有する殻縁には短い周縁肋が認めら
れます。
プサモディクチオン属の画像は化石珪藻のページにも掲載されています。
プサモディクチオン属 02 (Psammodictyon sp.)
特徴；比較的小型で、殻面は幅の広い線形、または楕円形で殻中央が圧縮
される。
条線は胞紋列からなり、条線密度がやや細かい。
海岸域に見られる。
・スケールバーは10μm
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
プサモディクチオン属 01 (Psammodictyon sp.)
特徴；殻面は幅広い線形、または楕円形で殻中心付近が圧縮され、殻端は
楔形または嘴形である。
条線は胞紋列からなり、条線密度と胞紋密度ともに比較的粗い。
胞紋は多角形である。
海岸域に見られる。
・スケールバーは10μm
プサモディクチオン属 03-01 (Psammodictyon sp.)
（個別のページはありません）
殻長；12.5μm
殻幅；殻中心 6.2μm 最大 6.9μm
条線密度；23-25.5/10μm
胞紋密度；17.5-19.5/10μm
周縁肋（marginal ribs）密度；12.5-16.5/10μm
特徴；殻面は縦長の六角形で、殻中心の殻縁が圧縮される。
殻端は楔形である。
殻表面は長軸方向に軸を持つ弱い波うちが存在する。
条線は胞紋列からなり、殻端を中心に同心円状に配列する。
周縁肋は縦溝を有する側の殻縁に縦溝をまたぐように存在し、その密度
は殻端に行くに従い若干細かくなる。
プサモディクチオン属02と殻形は類似するが、条線密度・胞紋密度・周縁
肋密度が細かい。
ただし、プサモディクチオン属02は小型の個体ほど条線・胞紋・周縁肋そ
れぞれの密度は細かくなる傾向にあることから、この分類群の小型の個
体の可能性がある。。
・採取地；兵庫県南部大蔵海岸（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
プサモディクチオン属 04 (Psammodictyon sp.)
特徴；殻面は楕円形で殻中央が圧縮される。
殻長軸方向を軸にした顕著な波うちがみられる。
周縁肋は明瞭でやや太い。
海岸域に見られる。
・スケールバーは10μm
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
