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参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
ディアトメラ属01（Diatomella sp.）
・小型で、殻面は太い線形または楕円形、殻帯面は四角形である。
・条線密度は細かい。
・殻を横断する2本の隔壁が存在する。
ディアトメラ属
Diatomella
ディアトメラ属 01 (Diatomella sp.)
（個別のページはありません）
特徴；殻面は太い線形で、殻端は丸みを帯びる。
両殻縁は平行である。
殻帯面は四角形である（1530a）。
条線は非常に細かく、光学顕微鏡下ではかろうじて観察できる。
条線は平行に配列する（1531b・1530a）。
軸域は殻中央をまっすぐに走り、線状で狭い（1531b）。
縦溝は軸域内をまっすぐに走る（1531b）。
隔壁は棒状で、殻を横断し、隔壁の中間には接合部のような構造が
ある（1531a）。
隔壁は殻帯面では殻と帯の境界付近の黒い小さな円形として観察
される（1530a）。
・採取地；山口県北部深川湾（日本海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
【1531a・bの標本】
殻長；11.3μm
殻幅；4.5μm
【1530aの標本】
殻長；7.8μm
殻高；全体5.6μm
条線密度；27-28/10μm
殻と帯の境界付近に4つの黒い円形の構造物が認
められる。これは隔壁である。
殻端には短い擬隔壁のような構造が認められる。
このページは、バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) ナビクラ目(Naviculales) ピヌラリア科
(Pinnulariaceae) ディアトメラ属(Diatomella) の画像を紹介します。
ディアトメラ属は淡水域に生息する珪藻で、主に陸上（例えば苔の密集する場所）や、山岳
地帯の小川に鎖状またはジグザグの群体を作って生息します。
ディアトメラ属の殻面は線形から楕円形で、殻端は鈍円から鋭い丸みを帯びます。
殻蓋は深いため、たいていは殻帯面が観察されます。4枚の帯は非常に発達し、中程の帯に
は2本1組の塊状の隔壁が存在します。
縦溝は殻中央を走り、殻中心側端部は孔を作って終わります。
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
