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ご了承ください。
リレラ属 02-01 (Lyrella sp.)
（個別のページはありません）
殻長；39.7μm
殻幅；29.7μm
条線密度；軸域両脇 12.5-14/10μm 殻縁沿い 11.5-13.5/10μm
胞紋密度；20-22/10μm
特徴；殻形は楕円形で、殻端は尖る。
軸域両側の無紋域は非常に広く、長軸方向に長い半円形で、殻端には
達しない。
これらの無紋域は殻中心で連結し、H字形となる。
無紋域内にはやや大きい孔が散在する（1545c・d）。
条線は無紋域の外側では殻縁に沿って放散状に配列し、無紋域の内側
では軸域に沿って平行に配列し、両条線とも短い。
条線は円形の胞紋からなる1列の胞紋列を伴う。
縦溝は殻中心で大きな孔を作り真直ぐ向き合って終わり（1545d）、殻端
側ではフック状に曲がり、殻蓋へと続く（1545bの下側殻端）。
殻中心側縦溝端部間の殻は肥厚化する（1545d）。
・採取地；山口県北部深川湾（日本海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
リレラ属 01-01 (Lyrella sp.)
（個別のページはありません）
殻長；42.5μm
殻幅；22.7μm
条線密度；13-14.5/10μm
胞紋密度；20-22/10μm
特徴；殻形は太い披針形で、殻端は楔形である。
殻縁は丸みを帯びる。
軸域両側には笹の葉状の無紋域が殻端付近まで伸び、これらの無紋域は
殻中心で連結し、H字形となる。
この無紋域は殻端には達しずに終わる。
条線は無紋域の外側では放散状に配列し、無紋域の内側では中心付近で
強い放散状、殻端に近づくにつれ平行、収れん状へと移行する。
無紋域を挟んで内外の条線は連続しない。
条線密度は殻端に行くに従い細かくなる。
条線は円形の胞紋からなる胞紋列を伴う。
縦溝は殻中心で大きな孔を作り真直ぐ向き合って終わり（320a）、殻端側
では両殻端で同じ方向に曲がり、殻蓋へと続く。
・採取地；兵庫県南部大蔵海岸（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
リレラ属01（Lyrella sp.）
・殻面観は幅の広い披針形である。
・軸域両脇には笹の葉状の幅がやや狭い無紋域が存在し、殻端近くまで伸び、中心域で連結する。
リレラ属
Lyrella
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
リレラ属02（Lyrella sp.）
・殻面観は楕円形で、殻端は楔形である。
・軸域両脇の無紋域は半円形で、殻端近くまで伸び、中心域で連結する。
このページでは、バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) リレラ目(Lyrellales) リレラ科(Lyrellaceae)
リレラ属(Lyrella)の画像を紹介します。
リレラ属は海域の付着性珪藻です。
リレラ属の殻面は楕円形または披針形で、両殻に縦溝を持ち、殻中央にH形の無紋域が
存在します。この無紋域は殻端近くまで伸びます。
光学顕微鏡下では似た様なH形の無紋域を持つファラシア属(Fallacia)との区別は困難です。
リレラ属の画像は、本頁以外に化石珪藻のページにもあります。
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
