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バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) アクナンテス目(Achnanthales)不明・未同定分類群のうち、
以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は楕円形で、殻端は引っ張り出され、末端は丸まる。
・条線は縦溝殻・無縦溝殻ともに放散状に配列し、その密度はかなり細かいが、LMでも認められる。
・軸域は両殻共に狭く、中心域は縦溝殻では幅の狭いひし形、無縦溝殻ではやや広い歪な楕円形である。
・縦溝の中心側端部は小さい孔を作って終わる。
この分類群は、渡辺(2005)のAchnanthes montana と特徴が一致する一方で、Round et al.(1990)の
狭義のAchnanthes属とは一致しません。A. montanaがPlatessa属とする研究もあります。
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・Krammer, K. and Lange-Bertalot, H., 2004. Susswasserflora von Mitteleuropa,
Bacillariophyceae4.
Spektrum AKADEMISCHER VERLAG.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・渡辺仁治, 2005. 淡水珪藻生態図鑑, 内田老鶴圃.
製作者：NaCl & Au
アクナンテス目不明分類群 05-01 (Achnanthales)
殻長；17.6μm
殻幅；7.0μm
条線密度；24-26/10μm
特徴；殻面は楕円形で、殻端は幅広く引っ張り出され、末端は鈍く丸まるか、ほぼ平
坦である。
縦溝殻・無縦溝殻ともに条線は弱い-普通くらい放散状に配列する。
軸域は両殻共に狭い。
中心域は縦溝殻では縦長の菱形(1284a)、無縦溝殻ではやや広く歪な披針形で
ある(1284b)。
縦溝は殻中心側端部は小さい孔を作って終わる（1284a）。
・採取地；北海道東部2（湖成層）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
ページ作成および更新情報
作成日：2020.04.02
最終更新：2020.04.02 New
アクナンテス目不明・
未同定分類群05
Achnanthales familia incertae sedis
