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ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
ココネイス属 06-02 (Cocconeis sp.)
殻長；39.1μm
殻幅；27.0μm
肋密度；無縦溝殻 6.5-7/10μm
胞紋密度；無縦溝殻 6-7/10μm
特徴；縦溝殻には殻縁近くに殻縁に平行な環状の畝が存在する（463a）。
殻面と殻蓋の境界は縦溝殻では明瞭で環状畝が存在し、無縦溝殻で
は殻縁が丸みを帯びるため不明瞭である。
無縦溝殻の肋は殻を通して放散状に配列し、その密度は粗い。
光学顕微鏡下では肋は殻縁で肥厚化するように見える。
無縦溝殻の胞紋は大きく丸みを帯びた四角形で、胞紋内には複数の
小孔があり、その数や配置は一定でない。
無縦溝殻の軸域はやや広く、笹の葉状で殻端には達しない（463c）。
縦溝は殻中央をまっすぐに走る。
・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
ココネイス属06
Cocconeis sp.
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
ココネイス属 06-01 (Cocconeis sp.)
殻長；33.4μm
殻幅；21.1μm
肋密度；無縦溝殻 7-7.5/10μm
胞紋密度；無縦溝殻 6.5-7/10μm
特徴；この標本は無縦溝殻のみである。
殻縁は丸みを帯びる。
肋は殻を通して放散状に配列し、その密度は粗い。
光学顕微鏡下では肋は殻縁で肥厚化するように見える。
胞紋は大きく丸みを帯びた四角形で、胞紋内には複数の小孔があり、その
数や配置は一定でない。
軸域はやや広く、笹の葉状で殻端には達しず、その中央の長軸方向には
浅い窪みが認めらえる。これは擬縦溝である。
・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) アクナンテス目(Achnanthrales) ココネイス科(Cocconeidaceae)
ココネイス属(Cocconeis)のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は楕円形、殻端は若干尖る。
・無縦溝殻の胞紋は大きく四角形で、胞紋内には小孔が複数認められる。
・軸域と縦溝は殻中央をまっすぐに走り、無縦溝殻の軸域はやや広く笹の葉状である。
Cocconeis scutellumと肋や胞紋の様相が類似するが、無縦溝殻の軸域の形が異なります。
この分類群は海域（瀬戸内海（大阪府南部）)で認められます。
