アクナンテス目不明分類群 02-02 (Achnanthales)
殻長；20.5μm
殻幅；13.1μm
条線密度；無縦溝殻 25.5-26/10μm
胞紋密度；無縦溝殻 15-16.5/10μm
特徴；無縦溝殻の条線は横長の胞紋からなる胞紋列を伴い、放散状に
配列する（272a）。
軸域は縦溝殻では殻中央を直線状に走り、畝状に隆起する（272ｂ）。
無縦溝殻の軸域は笹の葉状で、殻端に行くほど先細る（272a）。
両殻ともに軸域は殻端に達するように見える。
縦溝は殻中央をまっすぐに走る（272b）。
中心域は縦溝殻ではごくわずかに軸域の片側に線状に存在する。
・採取地；兵庫県南部大蔵海岸（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・渡辺仁治, 2005. 淡水珪藻生態図鑑, 内田老鶴圃.
製作者：NaCl & Au
アクナンテス目不明分類群 02-03 (Achnanthales)
殻長；20.8μm
殻幅；13.2μm
条線密度；縦溝殻 25/10μm 無縦溝殻 22.5-26/10μm
胞紋密度；無縦溝殻 14.5-16/10μm
特徴；縦溝殻は平坦で、殻面と殻蓋の境界は明瞭である。
条線は放散状に配列し、その密度は非常に細かい。
無縦溝殻の条線は横長の胞紋からなる胞紋列を伴う（271a）。
軸域は縦溝殻では殻中央を直線状に走り、畝状に
隆起する（271a）。
無縦溝殻の軸域は笹の葉状である（271b）。
縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻中心側端部は孔を作って終わる
（271a）。
中心域は縦溝殻では左右非対称で、軸域に垂直な直線状で、殻縁には
達しない。
・採取地；兵庫県南部大蔵海岸（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
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ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) アクナンテス目(Achnanthales)不明・未同定分類群のうち、
以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は楕円形である。
・軸域は縦溝殻では線状で畝状に隆起し、無縦溝殻では笹の葉状である。
・中心域は縦溝殻で軸域に垂直な線状に伸び、殻縁には達しない。
この分類群は海水域（瀬戸内海（兵庫県南部））で認められます。
アクナンテス目不明・未同定分類群02
Achnanthales familia incertae sedis
アクナンテス目不明分類群 02-01 (Achnanthales)
殻長；15.5μm
殻幅；9.7μm
条線密度；縦溝殻 26-29/10μm 無縦溝殻 25.5-28/10μm
胞紋密度；無縦溝殻 17.5-19.5/10μm
特徴；縦溝殻は平坦で、殻面と殻蓋の境界は明瞭で、無縦溝殻の殻縁は
丸みを帯びる。
条線は放散状に配列し、その密度は非常に細かい。
無縦溝殻の条線は横長の胞紋からなる胞紋列を伴う（270ｂ）。
軸域は縦溝殻では殻中央を直線状に走り、畝状に隆起する（270a）。
無縦溝殻の軸域は笹の葉状で比較的広い。
両殻ともに軸域は殻端に達するように見える。
縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻中心側端部は孔を作って終わる
（270a）。
中心域は縦溝殻では左右非対称で、軸域に垂直な直線状で、殻縁には
達しない。
以上の特徴はRound et al.(1990)のAchnanthidium属と一致する。
また、渡辺（2005）の Achnantheshintziiと様相が類似する。
この種は同種異名にCocconeis semiapertaを持つ。
A. hintziiはPsammothidium semiapertaとする研究もある。
これらのことからこのサイトではアクナンテス目としておく。
・採取地；兵庫県南部大蔵海岸（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
