ハスレア属
Haslea
このページでは、バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) ナビクラ目(Naviculales) ナビクラ科
(Naviculaceae) ハスレア属(Haslea)の画像を紹介します。
ハスレア属は海域でよく見られる珪藻で、細粒な基層や砂の上に生息します。また、温暖な水塊や熱帯
の水塊に浮遊します。
ハスレア属の殻面は披針形で、殻縁は丸みを帯び、殻蓋との境界は定かではありません。
条線は光学顕微鏡下では殻を横断する方向と縦断する方向両方に認められます。
縦溝は殻中央をまっすぐに走り、縦溝両脇には縦溝に沿って走る線状の畝が認められることがあります。
ハスレア属 01-01 (Haslea sp.)
（個別のページはありません）
殻長；46.0μm
殻幅；9.4μm
条線密度；短軸方向 15.5-16.5/10μm 長軸方向 18.5-19.5/10μm
特徴；殻面は披針形、殻端は尖る。
殻長軸方向に伸びる条線と殻短軸方向に伸びる条線共に平行に配列し、
その密度は長軸方向に伸びる条線の方がより細かい。
縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻中心側端部は孔を作って終わり、縦
溝の殻端側は同方向に曲がるように見える。
・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
ハスレア属 01-02 (Haslea sp.)
（個別のページはありません）
殻長；46.1μm
殻幅；9.3μm
条線密度；短軸方向 14.5-15.5/10μm 長軸方向 16.5-17.5/10μm
特徴；殻面は披針形、殻端は尖る。
殻短軸方向に伸びる条線と殻長軸方向に伸びる条線共に平行に配列し、
その密度は長軸方向に伸びる条線がより細かい。
縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻中心側端部は孔を作って終わり、縦
溝の殻端側は同方向に曲がるように見える。
・採取地；茨城県北部平磯（太平洋）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
Since 2005/9 Copyright 2017 ねこのしっぽラボ
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
ハスレア属 01-04 (Haslea sp.)
（個別のページはありません）
殻長；65.9μm
殻幅；10.9μm
条線密度；短軸方向 15-17.5/10μm 長軸方向 16.5-20.5/10μm
特徴；殻面は披針形、殻端は尖る。
殻短軸方向に伸びる条線は緩い放散状に配列し、殻端では平行となる。
殻長軸方向に伸びる条線は平行に配列する。
条線密度は長軸方向に伸びる条線がより細かい。
縦溝は両脇に線状の細い畝を伴う。
縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻中心側端部は孔を作って終わり、縦
溝の殻端側は同方向に曲がるように見える。
・採取地；山口県北部深川湾（日本海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
ハスレア属 01-03 (Haslea sp.)
（個別のページはありません）
殻長；54.1μm
殻幅；10.0μm
条線密度；短軸方向 15-16.5/10μm 長軸方向 18-22/10μm
特徴；殻面は披針形、殻端は尖る。
殻短軸方向に伸びる条線は緩い放散状に配列し、殻端では平行となる。
殻長軸方向に伸びる条線は平行に配列する。
条線密度は長軸方向に伸びる条線がより細かい。
縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻中心側端部は孔を作って終わり、縦
溝の殻端側は同方向に曲がるように見える。
・採取地；山口県北部深川湾（日本海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
