アクナンテス目不明・未同定分類群01
Achnanthales familia incertae sedis
アクナンテス目不明分類群 01-01 (Achnanthales)
殻長；19.2μm
殻幅；11.5μm
条線密度；縦溝殻 18-22/10μm 無縦溝殻 6.5-8/10μm
胞紋密度；縦溝殻 19-22.5/10μm 無縦溝殻 6.5-8.5/10μm
特徴；無縦溝殻には軸域から殻縁に向かって放散状に肋様構造が伸び、
その密度は粗い（591a）。
隣り合う肋様構造間には円形または楕円形の胞紋が1列に並んで条線
を作る（591a）。
縦溝殻の条線は胞紋列を伴い、放散状に配列し、その密度は比較的
細かい（591b・c）。
軸域は両殻とも比較的狭く、殻中央をまっすぐに走り、少なくとも縦溝殻
では殻端に達しない。
縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻中心側端部は孔を作って終わり、
殻端側端部は殻末端には達しないように見える（591b・c）。
中心域は縦溝殻では非常に小さく縦長の楕円形である（591b）。
これらの特徴はココネイス属に似ている点もあるが、無縦溝殻に肋様
構造が認められる点で異なる。
アクナンテス目ココネイス科であると考えられる。
・採取地；茨城県北部平磯（太平洋）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
アクナンテス目不明分類群 01-02 (Achnanthales)
殻長；28.7μm
殻幅；17.1μm
条線密度；縦溝殻 16.5-17.5/10μm 無縦溝殻 6-7/10μm
胞紋密度；縦溝殻 17-20/10μm 無縦溝殻 4-6.5/10μm
特徴；無縦溝殻には軸域から殻縁に向かって放散状に肋様構造が伸び、
殻縁には達しずに終わる（592c・d）。
肋様構造の密度は粗い。
隣り合う肋様構造間には円形または楕円形の胞紋が1列に並んで条線
を作る（592c・d）。
縦溝殻の条線は胞紋列を伴い、放散状に配列し、その密度は比較的細
かい（592a）。
軸域は両殻とも比較的狭く、殻中央をまっすぐに走り、少なくとも縦溝殻
では殻端に達しない。
縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻中心側端部は孔を作って終わり、殻
端側端部は殻末端には達しない（592a）。
中心域は縦溝殻では非常に小さく縦長の楕円形である（592a）。
これらの特徴はココネイス属に似ている点もあるが、無縦溝殻に肋様
構造が認められる点で異なる。
アクナンテス目ココネイス科であると考えられる。
・採取地；茨城県北部平磯（太平洋）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
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バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) アクナンテス目(Achnanthales)不明・未同定分類群のうち、
以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は楕円形で、殻端は楔形である。
・無縦溝殻に肋様の模様が存在する。
・縦溝は殻端に達しないように見える。
この分類群は海水域（太平洋（茨城県北部））で認められます。
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
