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バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) バシラリア目(Bacillariales) バシラリア科(Bacillariaceae)
トリブリオネラ属(Tryblionella) のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は幅の広い線形、殻端は楔形または嘴形である。
・両殻縁は平行である。
・殻面には殻長軸方向にに軸を持つ波うちが認められる。
Round(1990)のTryblionella属と特徴が一致し、また、田中（2002）のNitzschia acuminataと
特徴が類似します。このサイトではトリブリオネラ（Tryblionella）属としました。
これらの分類群は淡水域（河川（群馬県南部）、湖沼（大阪府北部））で認められました。
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
トリブリオネラ属 03-01 (Tryblionella sp.)
殻長；34.6μm
殻幅；9.0μm
肋密度；16-20/10μm
特徴；殻面は線形、殻端は楔形である。
殻表面には光学顕微鏡下ではが長軸方向に伸びる無紋域に見える部分が存在する
（写真の中軸より左側の部分）。
肋（条線）は平行に配列し、殻端付近では湾曲する。
肋密度は殻端で細かくなる。
光学顕微鏡下では周縁肋は確認できない。
・採取地；大阪府北部市場池
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
トリブリオネラ属03
Tryblionella sp.
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・田中正明, 2002. 日本淡水産動植物プランクトン図鑑, 名古屋大学出版会.
製作者：NaCl & Au
トリブリオネラ属 03-02 (Tryblionella sp.)
殻長；40.6μm
殻幅；9.3μm
肋密度；15-17.5/10μm
特徴；殻面は線形、殻端は嘴形に尖る。
殻表面には長軸方向に軸を持つ波うちが認められる。
肋（条線）は平行に配列し、殻端付近では湾曲する。
肋密度は殻端で細かくなる。
周縁肋は写真の殻の右殻縁にまばらに存在する。
・採取地；群馬県南部温井川
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
