ページ作成および更新情報
　作成日：2016.06.30
　最終更新：2024.02.24　更新　

　ルチラリア属 02-01 (Rutilaria sp.)
　(個別のページはありません)
　特徴；非常に大型である。
　　殻は突出部のみで、殻端に行くに従い幅が狭くなり、末端で若干幅が
　　広くなり丸みを帯びて終わる。
　　殻面の胞紋は散在し、殻端付近のみ長軸方向に胞紋列を作る。
　　殻周縁には棘状の突起が1列に並び、殻端近くでは不明瞭になる。
　　殻端の殻面と殻蓋の境界付近に横長の孔が認められる。
　　これは眼状紋（ocellus）と考えられるが、破損している。
　殻長；77.2μm<
　殻幅；13.8μm<
　胞紋密度；7-10.5/10μm
　殻縁棘様突起密度；2-3/10μm
　・採取地；茨城県中部1(中期中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

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　ルチラリア属 01 （Rutilaria sp.）
　特徴；殻面は紡錘形または楕円形で両殻端は長く非常に強く引っ張り出される。
　　胞紋は殻全体に散在し、殻端では長軸方向に胞紋列を作る。
　　殻縁には棘状突起が等間隔で並び、殻全体にわたり粒状突起が散在する。
　　殻中心に非常に頑丈で特徴的な連結突起を持つ。
　　中新世の海成層から産出した。
　・スケールバーは50μm

参考文献；
　　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社
　　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
　　・柳沢ほか., 1989., 常磐炭田北部双葉地域に分布する第三系の生層序と地下地質.地質調査所月報, 40, 405-467.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

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　ルチラリア属 03 （Rutilaria sp.）
　特徴；殻面は殻中央で強く膨出し円形に見え、殻端は弱く膨出した後に鈍く尖る。
　　胞紋は殻全体に散在し、殻端では密集する。
　　殻縁には棘状突起が等間隔で並び、殻全体にわたり粒状突起が散在する。
　　中新世の海成層から産出した。
　・スケールバーは50μm

　　このページではバシラリア亜門(Bacillariophytiae) チュウカンケイソウ綱(Mediophyceae) キマトシラ目
　(Cymatosirales) ルチラリア科(Rutilariaceae) ルチラリア属(Rutilaria)を掲載しています。
　ルチラリア属は始新世から中新世の堆積層から知られており、殻中心に姉妹殻との連結のために非常に
　頑丈な連結突起を持つことが特徴です。