ページ作成および更新情報
　作成日：2019.11.28
　最終更新：2019.11.28 　

　ラブドネマ属04-02 (Rhabdonema sp.)

　特徴；殻帯面は角の丸い四角形で、複数の帯片が存在する。
　　殻端には小孔域がある。
　　殻面の肋間には胞紋列を伴う条線が存在し、条線は殻蓋にまで伸びる。
　　帯片端部には高さ方向に伸びる円形の胞紋からなる短い胞紋列が複数本
　　存在する(1470a)。
　　帯片の端部には縁辺に沿って比較的短い隔壁が存在する。
　　帯片の中心付近には帯片縁辺に対して斜めに走る隔壁が存在し、複数の
　　帯片にまたがるように伸びるように見える場合がある。
　殻長；40.3μm
　殻高；26.8μm<
　殻面肋密度；7-8/10μm
　・採取地；茨城県中部1(中期中新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

　ラブドネマ属04-01 (Rhabdonema sp.)

　特徴；殻帯面は角の丸い四角形で、殻端には小孔域がある。
　　殻面の肋は殻蓋にまで伸び、殻端には無い。
　　帯片の端部には高さ方向に円形の胞紋列からなる条線が複数本存在する。
　　帯片の端部には縁辺に沿って比較的短い隔壁が存在し、中心付近には縁
　　辺に対して斜めに走る隔壁が存在し、場合によっては複数の帯片に跨るよう
　　に見える。
　殻長；32.9μm
　殻面肋密度；8.5-9.5/10μm
　帯片条線密度；13.5-15.5/10μm
　帯片胞紋密度；12-14/10μm
　・採取地；神奈川県三浦半島1(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

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参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

ラブドネマ属04
　 Rhabdonema sp.

　バシラリア亜門(Bacillariophytiae) バシラリア綱(Bacillariophyceae) ラブドネマ目(Rhabdonematales) ラブドネマ科
　 (Rhabdonemataceae) ラブドネマ属(Rhabdonema)のうち、以下の特徴を持つ分類群を掲載しています。
　・殻帯面は角の丸い四角形である。
　・肋は殻蓋にまで伸び、殻端には存在しない。
　・2本の隣り合う肋間には円形の胞紋が1列に並ぶ。
　・帯片は細長い四角形で複数枚あり、両端部付近には高さ方向に円形の胞紋列からなる条線が複数本が並ぶ。
　・帯片の隔壁は両端部のものは帯片の縁に平行で、中心付近の隔壁は帯片を斜めに横切るように存在し、複
　　数の帯片にまたがるように見える。
　このページに掲載されている標本は茨城県中部と神奈川県三浦半島の堆積層から採取した個体です。

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