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リゾソレニア属01
Rhizosolenia sp.(miocenica?)
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・Akiba, F., 1985. Middle Miocene to Quaternary diatom biostrtigraphy in the Nankai trough and
Japan trench, and modified lower Miocene through Quaternary diatom zones for Middle-to-
High latitudes of the North Pacific. Inicial Reports of the Deep Sea Drilling Project. 87, 393-481.
・南雲 保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・柳沢ほか., 1989., 常磐炭田北部双葉地域に分布する第三系の生層序と地下地質.地質調査所月報, 40,
405-467.
製作者：NaCl & Au
リゾソレニア属01-04 (Rhizosolenia sp.)
特徴；殻は細長く、その幅はおおむね一定のやや円柱状で、
緩やかに湾曲する。
殻端には先細りする棘状の突起が1つ存在する。
胞紋は直線状に配列する。
殻の高さ方向には少なくとも2本の線状の畝が走る。
殻長；45.9μm<
殻幅；6.4μm
胞紋密度；19.5-21.5/10μm
先端棘長；14.9μm
・採取地；神奈川県三浦半島3(後期中新世の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールーは10μmです。
リゾソレニア属01-03 (Rhizosolenia sp.)
特徴；殻は線状で殻全体は緩やかに湾曲し、裾は広がる。
殻端には明瞭な先がとがった棘状の突起が1つ存在する。
胞紋は円形で、3斜方向に胞紋列を作り、特に長軸方向の胞紋列が
顕著である。
殻長；44.7μm<
殻幅；最小：5.1μm<
胞紋列密度；長軸方向：18.5/10μm
殻斜め方向：22.5-23.5/10μm
胞紋密度；18.5-23.5/10μm
先端棘長；11.1μm
・採取地；茨城県北部6(中期中新世の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールーは10μmです。
リゾソレニア属01-02 (Rhizosolenia sp.)
特徴；殻は線状で殻全体は緩やかに湾曲し、裾は広がる。
殻端には明瞭な先がとがった棘状の突起が1つ存在する。
胞紋は円形で、3斜方向に胞紋列を作り、特に長軸方向の胞紋列が顕著である。
殻長；41.2μm<
殻幅；5.6μm<
胞紋列密度；24-26/10μm
胞紋密度；21/10μm
先端棘長；11.1μm
・採取地；茨城県中部1(中期中新世の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールーは10μmです。
コシノディスクス亜門(Coscinodiscophytina) コシノディスクス綱(Coscinodiscophceae) リゾソレニア目
(Rhizosoleniales)) リゾソレニア科(Rhizosoleniaceae) リゾソレニア属(Rhizosolenia)のうち、以下の特徴を
持つ分類群を紹介します。
・殻形は線形で弧状に緩やかに湾曲し、殻先端には先の尖った棘状の突起が存在する
・殻面には胞紋列が3斜方向に伸びる。
この分類群の特徴は、下記の参考文献のAkiba(1985)のplate18-7、柳沢ほか（1989）plate4-4の
Rhizosolenia miocenicaの様相と類似する。
このページに掲載されている標本は茨城県北部・中部・神奈川県三浦半島の堆積層から採取した個体です。
リゾソレニア属01-01 (Rhizosolenia sp.)
特徴；殻は線状で殻全体は緩やかに湾曲する。
殻端には明瞭な先がとがった棘状の突起が1つ存在する。
胞紋は円形で、3斜方向に胞紋列を作る。
殻長；41.2μm<
殻幅；6.5μm<
胞紋列密度；23.5-26/10μm
胞紋密度；20.5-21.5/10μm
・採取地；茨城県北部2(後期中新世?の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μmです。
ページ作成および更新情報
作成日：2016.06.30
最終更新：2019.10.24
