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珪藻綱
　（現生珪藻トップページ）

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リゾソレニア亜綱
　リゾソレニア目
　　リゾソレニア科
　　・リゾソレニア属
　　　01(Rhizosolenia sp.)
　　　珪藻統合02(R.setigera)
　　　03(Rhizosolenia sp.)
　　　04(Rhizosolenia sp.)
　　・プロボスシア属
　　　珪藻統合01(P. alata)
　　・グイナルディア属
　　　01(G. delicatula)

　タラシオシラ亜綱
　コシノディスクス亜綱
　ビドゥルフィア亜綱
　リソデスミウム亜綱
　キマトシラ亜綱
　キートケロス亜綱
　フラジラリア亜綱
　ユーノティア亜綱
　バシラリア亜綱
　珪藻綱不明分類群

　化石珪藻及び珪藻に
　　　　関する専門用語

　 リゾソレニア亜綱(Rhizosoleniophycidae) リゾソレニア目(Rhizosoleniales) リゾソレニア科
　(Rhizosoleniaceae) リゾソレニア属(Rhizosolenia)Rhizosolenia setigeraを掲載します。
　この分類群は主に以下の特徴を持ちます。
　・殻は円筒状で、殻端近くになると若干傾いたコーン状となる。
　・殻末端には非常に長い針状の尖った棘が存在する。
　以上の特徴は山路（1979）、Tomas（1997）、千原・村野（1997）のRhizosolenia setigeraと特徴が
　ほぼ一致します。
　このページに掲載されている現生標本は瀬戸内海（大阪府南部・兵庫県南部）で、化石標本は千葉県北部の
　鮮新世の堆積層から採取した個体です。

　リゾソレニア属 02-01　(Rhizosolenia setigera Brightwell)

　殻径；11.5μm
　殻高；115.5μm
　棘長；94.7μm
　特徴；殻は円筒状で殻端付近は殻末端に向かってやや傾いたコーン状に
　　先細りる。
　　殻末端からは非常に長く細い針状の棘が伸びその幅はほとんど変化しない。
　　隣り合う個体の針状の棘は殻端付近の殻に直接接続する。
　　光学顕微鏡下では殻表面に条線等の構造は観察できなかった。
　・採取地；兵庫県南部大蔵海岸（瀬戸内海）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　リゾソレニア属 F02-01 （Rhizosolenia setigera Brightwell）

　特徴；殻は細長い円錐形で、殻先端には非常に長いチューブ状の突起が
　　存在する。
　　殻面は光学顕微鏡観察では無紋のように見える。
　殻長；6.7μm<
　殻幅；最小3.6μm
　殻先端突起長；49.7μm<
　・採取地；千葉県北部1(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

　リゾソレニア属 02-02　(Rhizosolenia setigera Brightwell)

　殻径；7.8μm
　殻高；52.6μm<
　棘長；105.0μm
　特徴；殻は円筒状で殻端付近は殻末端に向かってやや傾いたコーン状に先細りる。
　　殻末端からは非常に長く細い針状の棘が伸びその幅はほとんど変化しない。
　　光学顕微鏡下では殻表面に条線等の構造は観察できなかった。
　・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

リゾソレニア属02
　Rhizosolenia setigera

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化石標本

現生標本

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参考文献；
　・千原光雄・村野正昭, 1997. 日本産海洋プランクトン検索図説, 東海大学出版会.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
　・Tomas, C. R.,1997. Identifying marine phytoplankton, Academic Press.
　・山路　勇, 1979. 日本海洋プランクトン図鑑, 保育社.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

ページ作成および更新情報
　作成日：2017.09.30
　最終更新：2019.10.25　統合