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リゾソレニア属04
Rhizosolenia styliformis
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・南雲 保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・Tomas, C. R., 1997. Identifying marine phytoplankton., Academic press.
製作者：NaCl & Au
コシノディスクス亜門(Coscinodiscophytina) コシノディスクス綱(Coscinodiscophceae) リゾソレニア目
(Rhizosoleniales)) リゾソレニア科(Rhizosoleniaceae) リゾソレニア属(Rhizosolenia)のうち、以下の特徴を
持つ分類群を紹介します。
・殻は幅広で裾広がりの円錐形で、殻先端は丸みを帯び、太く明瞭な棘状の突起が存在する。
・殻先端付近には羽を広げたような構造物（otaria）が棘状突起の基部付近まで伸びる。
・光学顕微鏡観察では殻表面に構造は認められない。
この分類群の特徴は、下記の参考文献のTomas(1997)のRhizosolenia styliformisの記載と一致します。
このページに掲載されている標本は千葉県北部の堆積層から採取した個体です。
リゾソレニア属 04-01 （Rhizosolenia styliformis Brightwell）
特徴；殻は幅の広い円錐状で、殻先端は丸みを帯びる。
殻先端には太く明瞭な棘状の突起が認められ、これは中空である。
殻の内側に顕微鏡の小点があった状態では、棘状突起の中空部が殻
末端に食い込んでいる様子が観察できる（827b矢印）。
殻先端近付近の両側にはは円を広げたような構造物（otaria）が存在し、
これは棘状突起の基部付近まで伸びる（827a矢印）。
光学顕微鏡観察では殻表面の構造は認められない。
・採取地；千葉県北部2(鮮新世の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μmです。
ページ作成および更新情報
作成日：2016.06.30
最終更新：2016.06.30
