ニッチア属04-03 (Nitzschia sp.)
　特徴；やや大型で、殻面は披針形で平坦、殻末端は丸みを帯びる。
　　殻面と殻蓋の境界には殻縁に沿った細い畝が走る（244b）。
　　肋は殻面を横切って平行に配列し、殻端近くの肋はカーブして傾く（244a-1）。
　　2本の隣り合う肋間には円形の胞紋からなる胞紋列が2列存在する（244c-1）。
　殻長；49.8μm
　殻幅；10μm
　肋密度；13-13.5/10μm
　胞紋密度；21.5-23.5/10μm
　・採取地；千葉県北部1(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

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参考文献；
　・南雲　保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

　ニッチア属04-01 (Nitzschia sp.)

　特徴；比較的大型で、殻面は披針形で平坦、殻端はわずかに引っ張り出され、
　　末端は丸みを帯びる。
　　殻面と殻蓋の境界には殻縁に沿った細い畝が走る。
　　肋は殻面を横切って平行に配列する。
　　2本の隣り合う肋間には円形の胞紋からなる胞紋列が2列存在する。
　殻長；72.4μm
　殻幅；11.8μm
　肋密度；13-13.5/10μm
　胞紋密度；19-21.5/10μm
　・採取地；千葉県北部2(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

ページ作成および更新情報
　作成日：2016.06.30
　最終更新：2016.06.30　

　ニッチア属04-02 (Nitzschia sp.)
　特徴；比較的大型で、殻面は披針形で平坦、殻末端は丸みを帯びる。
　　殻面と殻蓋の境界には殻縁に沿った細い畝が走る（818b）。
　　肋は殻面を横切って平行に配列し、殻端では密度が細かくなる（818b）。
　　2本の隣り合う肋間には円形の胞紋からなる胞紋列が2列存在する（818b-1）。
　　縦溝は片側殻縁に沿って走る（818a）。
　殻長；60.9μm
　殻幅；13μm
　肋密度；11.5-13/10μm
　胞紋密度；19.5-20.5/10μm
　・採取地；千葉県北部2(鮮新世の海成層)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000
　・スケールバーは10μmです。

　　バシラリア亜門(Bacillariophytiae) バシラリア綱(Bacillariophyceae) バシラリア目(Bacillariales) バシラリア科
　(Bacillariaceae) ニッチア属(Nitzschia) のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
　・比較的大型で、殻面は披針形で平坦、殻端はくさび形で末端は丸みを帯びる。
　・殻面と殻蓋の境界には殻縁に沿って伸びる畝が認められる。
　・肋は殻面を横切り平行に配列し、両脇には胞紋列が1列ずつ存在する。
　このページに掲載されている標本は千葉県北部の堆積層から採取した個体です。

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