輝くシリカの部屋-珪藻13

最終更新日；2014.03.08

　不等毛植物門　珪藻綱　タラシオフィサ目　カテヌラ科
アンフォラ属その1 (Amphora sp. )

特徴；殻形は三日月形．
　　　　縦溝は腹側の縁近くを湾曲しながら走る．
　　　　細かい条線が殻面を平行に並ぶ．
　　　　
・採取；兵庫県南部；海水域
・封入；カナダバルサム
・撮影倍率；×400

→・詳細な殻の記載はこちら

　アンフォラ属（珪藻13-1)；アンフォラ属は，非常に種数の多い属で主に海生であるが，淡水性種も存在する．
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　単体で他の植物や岩石上に着生する．固着していることもあるが，たいていは自走する．

参考文献；
　　・THE DIATOMS, 1990, Round, Crawford, and Mann, CAMBRIDGE
　　・日本海洋プランクトン図鑑(第3版)，1982，山路勇；保育社
　　・日本産海洋プランクトン検索図説，1997，千原光雄・村野正昭；東海大学出版会

製作者：NaCl & Au

ページ作成日：2014.03.08
最終更新日：2014.03.08

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ディクチオカ藻綱 1・2

　不等毛植物門　珪藻綱　スリレラ目　スリレラ科
ペトロディクチオン属その1 (Petrodictyon sp. )

特徴；殻面は楕円形で，上下非対称．
　　　　先端は広円形．殻は長軸方向に若干反り返っている．
　　　　条線が放散状に並ぶ．
　　　　
・採取；和歌山県北部；海水域
・封入；カナダバルサム
・撮影倍率；×400

→・詳細な殻の記載は　・現生はこちら

　ペトロディクチオン属（珪藻13-2)；ペトロディクチオン属は，汽水域から海水域にかけて単体で生息する．

　スリレラ属（珪藻13-3)；スリレラ属は，淡水域から海水域にかけて単体で生息する．種数は非常に多い．

　不等毛植物門　珪藻綱　スリレラ目　スリレラ科
スリレラ属その1 (Surirella sp. )

特徴；殻面は楕円形（珪藻13-3-1-1），または楕円形で上下非対称（珪藻13-3-1-3）．
　　　　帯面はくさび形（珪藻13-3-1-2）．
　　　　放散状に肋脈が走る．
　　　　中軸域には笹の葉状の無紋域とその外側に短いスリット状の構造が存在する．
　　　　左の個体3体は全て海水域で採取した物である．
　　　　本ホームページの「珪藻の部屋」には，淡水種・海水種共に掲載してあります．
　　　　
・採取；・兵庫県南部；海水域
　　　　・茨城県北部；海水域
・封入；カナダバルサム
・撮影倍率；×400

→・詳細な殻の記載は　・現生はこちら

　カンピロディスクス属（珪藻13-4)；カンピロディスクス属は，淡水域，汽水域，海水域に単体で生息する．
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2枚の殻は同じような様相であるが，垂直の角度で組み合わさる．

　不等毛植物門　珪藻綱　スリレラ目　スリレラ科
カンピロディスクス属その1 (Campylodiscus sp. )

特徴；殻面は円形もしくは楕円形で，強く湾曲し，鞍状の形状である．
　　　　一組の殻は殻面の構造が互いに垂直になるように組み合わさる（珪藻13-4-1-2b）．
　　　　殻面には線状の構造が放散状に認められる．
　　　　この線状の構造は，殻半ばで軸方向の細い弧状の無紋域(矢印）によって終わる．
　　　　細い弧状の無紋域の外側から線状の構造が放散状に縁辺に向かって伸びる．
　　　　このページに掲載されている個体は海水域で採取した物である．
　　　　
・採取；・兵庫県南部；海水域
　　　　・和歌山県北部；海水域
　　　　・茨城県北部；海水域
・封入；カナダバルサム
・撮影倍率；×400((珪藻13-4-1-1・珪藻13-4-1-2b)
　　　　　　　×100(珪藻13-4-1-2a)

→・詳細な殻の記載は　・現生はこちら

　珪藻綱
　　・アンフォラ属
　　・ペトロディクチオン属
　　・スリレラ属
　　・カンピロディスクス属

ここは，輝く珪藻殻を楽しむ部屋です．珪藻綱のうち，以下の物を掲載ます．

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