ユーノティア属03

　ユーノティア属 03-02　(Eunotia flexuosa (Brebisson ex Kuting) Kutzing)
　殻長；153.4μm
　殻幅；殻中心 5μm 殻端 5.9μm
　条線密度；13.5-15.5/10μm
　特徴；殻面は非常に長く伸びる線形で、緩やかに弧状に湾曲する。
　　両殻縁は平行である。
　　殻端では幅がやや広がり、末端は丸みを帯びる。
　　条線は殻を通して平行に配列する。
　　この標本では縦溝は不明瞭である。
　・採取地；北海道東部釧路川
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　ユーノティア属 03-01
　(Eunotia flexuosa (Brebisson ex Kuting) Kutzing)
　殻長；143.8μm
　殻幅；4.7μm
　条線密度；14-16.5/10μm
　特徴；殻面は非常に長く伸びる線形で、両殻縁は平行である。
　　殻端はわずかに幅が広がり、末端は丸みを帯びる。
　　条線は殻を通して平行に配列し、殻端の縦溝周辺では乱れる。
　　殻面観では両殻端には短い縦溝が認められ、に、殻中心方向へ
　　腹側殻縁から殻幅の中間付近まで伸びた後、殻縁とほぼ平行に
　　伸びる。
　　以上の特徴は田中（2002）のEunotia flexuosaとほぼ一致する。
　・採取地；大阪府北部（府民の森湖沼)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

参考文献；
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
　・田中正明, 2002. 日本淡水産動植物プランクトン図鑑, 名古屋大学出版会.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

ページ作成および更新情報
　作成日：2017.09.30
　最終更新：2017.09.30　

　ユーノティア亜綱(Eunotiophycidae) ユーノティア目(Eunotiales) ユーノティア科 (Eunotiaceae)
　ユーノティア属(Eunotia) E. flexuosaを掲載します。この種は主に以下の特徴を持ちます。
　・殻面は非常に長い線形で緩やかに湾曲し、殻端は若干膨出し末端は丸みを帯びる。
　・条線は殻を通して平行に並ぶ。
　・殻面観の縦溝は殻端付近に存在し、短い。
　この分類群は淡水域（河川（北海道東部）、湖沼（大阪府））で認められました。

　＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
　　ご了承ください。

ユーノティア属03
　　 Eunotia flexuosa