ユーノティア属09

　ユーノティア属 09-02　(Eunotia sp.)
　殻長；32.6μm
　殻幅；5.7μm
　条線密度；12.5-17/10μm
　特徴；腹側殻縁はごくわずかに湾曲し、殻中心付近で大きく括れる。
　　殻端は背側殻縁でくさび形となる。
　　条線は腹側殻縁を軸にゆるい放散状に配列し、その密度は殻中心付近
　　で粗い。
　　殻面観で縦溝は極めて短く、殻端付近で点状に認められる程度である。
　・採取地；大阪府北部(府民の森湖沼)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　ユーノティア属 09-01　(Eunotia sp.)
　殻長；29.0μm
　殻幅；5.5μm
　条線密度；18.5-22/10μm
　特徴；腹側殻縁は殻を通して直線状である。
　　殻端は背側殻縁でくさび形となる。
　　条線は殻を通しておおむね平行に配列し、その密度にはばらつきがある。
　　殻面観で縦溝は極めて短く、腹側殻縁が殻端付近でわずかに凹むことで
　　認識できる。
　・採取地；大阪府北部(府民の森湖沼)
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

ページ作成および更新情報
　作成日：2017.09.30
　最終更新：2017.09.30　

　＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
　　ご了承ください。

ユーノティア属09
　　　　Eunotia sp.

参考文献；
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

　ユーノティア亜綱(Eunotiophycidae) ユーノティア目(Eunotiales) ユーノティア科 (Eunotiaceae)
　ユーノティア属(Eunotia) のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
　・殻面は背側が弧状に湾曲し腹側は直線状の三日月形で、殻端は楔形である。
　・殻面観の縦溝は殻端付近に存在し、非常に短い。
　この分類群は淡水域（湖沼（大阪府山間部））で認められました。